三英と天童木工が五輪公式卓球台を共同開発

三英と天童木工が五輪公式卓球台を共同開発

三英、天童木工と技術コラボ

卓球台・フィットネス器具等の製造、販売、保守を行う三英(千葉県流山市、三浦慎社長)と名門の家具メーカー天童木工(山形県天童市、加藤昌宏社長)が共同開発した卓球台「インフィニティ(Infinity)」がブラジル・リオデジャネイロで行われる2016年8月5日〜21日開催のリオデジャネイロオリンピック、9月7日〜18日開催のパラリンピックで公式卓球台として採用された。

リオデジャネイロオリンピック、パラリンピックで公式卓球台として採用されることになった「インフィニティ」
リオデジャネイロオリンピック、パラリンピックで公式卓球台として採用されることになった「インフィニティ」

同卓球台は同社と天童木工が共同開発したもので、天童木工は脚部を担当した。その脚部は柔らかなオーバル曲線が特徴。コート面はフランス語で「青い瞳」を意味する「レジュブルー(Les yeux bleus)」を新色に採用。澄んだ青色に奥深いグリーンが融合し、プレイヤーはもとより、会場、映像、観客のすべてを引き込む次世代の卓球のイメージをさらに躍進させるカラーとなっている。

【8月4日追記】

東北震災エリアのブナ材活用

インフィニティの脚部には東日本大震災エリアのブナ材を使用する。同製品の開発が東日本大震災の発生と前後したこともあったため、復興への願いを込めた。ブナは木目が細かく重硬で粘りがあり、乾燥すると割れにくい特性を持つ。曲げ加工や脚部に鉄を使用しないこと、振動の吸収、天板と脚重量とのバランスなどの諸条件から決定した。

脚部の柔らかなオーバル曲線が「無限」を意味するインフィニティの名の通りその先にある無限の可能性を表す。

デザインはプロダクトデザイナーの澄川伸一氏が担当した。卓球の球が描く、放射線のイメージをデザインに取り入れたいと考えたという。

また、リオデジャネイロオリンピック、パラリンピックのレクリエーションエリアで、三英がオリジナルデザインを施した特別モデルのデザイン柄入り卓球台「ピーテーブル(P-TABLE)」を設置する。

リオ五輪レクリエーションエリアにて設置予定の「ピーテーブル(P-TABLE)」
リオ五輪レクリエーションエリアにて設置予定の「ピーテーブル(P-TABLE)」

また、インフィニティは味の素トレーニングセンター(ナショナルトレーニングセンター)へ納入し、オリンピック参加選手がオリンピックまでの練習に使用する。海外へも8カ国への納入が決定している。その他にも流山市の新総合体育館で施工式に使用された。三英の卓球台は92年バルセロナ五輪、世界卓球選手権、全日本卓球選手権などで公式採用されている。


この記事は紙面の一部を抜粋しています

株式会社三英ウェブサイト
株式会社天童木工ウェブサイト

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