前年同期比3.1%減、再び3,000億円割る《平成28年上半期家具輸入額》

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財務省発表:本紙まとめ


中国初の後退!3.9%減に
ベトナム2.5%増でプラス成長を維持

財務省はこのほど、平成28年1月〜6月までの上半期貿易統計を発表したが、本紙はそれに基づき家具部門の輸入結果をまとめた。その結果、今年上半期の家具輸入総額は前年同期比3.1%減の2,937億8,314万5000円となった。

2016(平成28)年上半期家具輸入額ベスト10カ国(単位:1,000円)
順位 国名 輸入額 前年同期比(%) 対総輸入額
ウエイト(%)
1 中国 157,467,126 ▲ 3.9 53.5
2 ベトナム 34,825,032 2.5 11.8
3 台湾 15,130,386 ▲ 10.9 5.1
4 タイ 12,625,690 ▲ 8.1 4.2
5 マレーシア 11,636,117 ▲ 1.8 3.9
6 インドネシア 10,687,841 ▲ 6.7 3.6
7 メキシコ 8,854,557 ▲ 11.5 3.0
8 フィリピン 7,262,410 8.5 2.4
9 イタリア 5,605,720 ▲ 7.1 1.9
10 韓国 4,806,646 139.6 1.6
  その他 24,881,620 8.4
合計 293,783,145 ▲ 3.1

注:対総輸入額ウエイトは小数点第2位以下切り捨てのため合計は100%にならない

ちなみに、昨年の上半期家具輸入総額は前年同期比2.1%増の3,029億2,902万8,000円を記録。同額は上半期としては史上初の3,000億円ライン超えとなる数値となった。今年上半期はその3,000億円ラインを維持することができず、再び2,000億円台に戻ったことになる。

今年上半期の家具輸入額結果を金額の多いベスト10カ国でみると、10カ国中7カ国が前年同期比マイナス成長結果となった。これまで、ほとんど後退することのなかった第1位の中国が3・9%減となったほか、第3位台湾10.9%減、第4位タイ8.1%減、第5位マレーシア1.8%減、第6位インドネシア6.7%減、第7位メキシコ11.5%減、第9位イタリア7.1%減などで、台湾、メキシコの2カ国は2ケタ台の水面下成長となった。

その一方で、第2位のベトナム、第8位のフィリピン、第10位の韓国の3カ国はプラス成長を記録したが、とりわけ韓国は前年同期比2.39倍(139.6%増)の大幅なプラス成長を記録した。しかし、これら3カ国のうち、今後とも継続的なプラス成長が見込まれるのはベトナムのみで、フィリピンは年による浮き沈みが常態となっており、韓国は一過性のプラス成長の可能性が大きいといえる。

昨年同期と今年のベスト10カ国の順位を比較すると、第1位から第9位までは同じだが、昨年第10位のオーストリアは前年同期比8.0%減で第11位に後退。そのオーストリアに代わって、かつてはベスト10カ国の常連であった韓国が久々に順位を上げて、第10位に上昇した。

なお、これらベスト10カ国の家具総輸入額に占めるウエイトは91.6%となった。

家具輸入の中国依存なお変わらず

総輸入額に占める国別状況をみると、第1位の中国が53.5%と過半を占めているが、昨年の同54.0%に対し0.5ポイントほど後退したことになる。しかし、第2位ベトナムの同11.8%に比較すると、いかにわが国の家具輸入が中国依存であるかがわかる。

総輸入額に占める国別ウエイトを昨年同期のそれと比較すると、減少した国は第1位の中国のほか、第2位ベトナム12.8%から11.8%へ、第3位台湾5.6%から5.1%へ、第4位タイ4.5%から4.2%へ、第6位インドネシア3.7%から3.6%へ、第7位メキシコ3.3%から3.0%へ――など、6カ国に及ぶ。

一方、家具輸入額ベスト10カ国以外で前年同期比伸長率が高かった国はパキスタンの8.7倍を筆頭に、クロアチア2・9倍、オーストラリアとブルキナファソ2.4倍、マケドニア2.1倍、フィンランド85.3%増――などが挙げられる。


この記事は紙面の一部を抜粋しています

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