ドイツの生産地の現状と事業 デュッセル北東に約17社でグループ形成(9/23)

ドイツの生産地の現状と事業

東欧からドイツの工場へ就職合理化と手加工との併存生産

ロード・ケンパー社の本社ショールームから車で20分、家具工場へ案内された。グループ企業femira社のヨルゲン・メルケルバッハ副社長が案内してくれる。ジャストインタイムのストック置き場から入ったと思ったが、実は出荷場でマットレス、ウレタンなどが積まれていた。

マットレスの出荷所
マットレスの出荷所

従業員規模は150人、縫製もここで行うという。ポーランドやルーマニアでOEM生産をするが、ドイツでの生産や仕上げがいかに重要であるか、をヨルゲン氏は語った。ただ、人件費の安さと労働者の雇用の容易さから東欧での生産はネグレない。残念ながら人件費の高さもさりながら、工場で働く工員自体がドイツには居ず、若い人は特に確保し難いという。

結果的に生じたパターンがポーランドなどからドイツの家具工場に就職することだった。ドイツの生産システムや技術を学びつつ、ドイツの事業環境、風土の中で家具を作りに従事する。それが重要だという。また東欧からきた若者も自国より高い賃金が得られる。相互の補完メリットが持てるかたちがあった。

ポケットスプリングコイルの生産ライン
ポケットスプリングコイルの生産ライン

この工場でスプリングマットレス、生地を加工していた。ボックスのスプリングコイルを製造する。ポケットコイルは3段の物も含む。マットレスの表面を加工する大型機械が据えられ、同時に手加工の製造と併存していた。手加工はウレタンにスプリングコイルを詰める作業。2人掛かりの作業だった。年配の男性工員たちで、頑丈な木枠にウレタン、カバー加工して、電動機器のパーツを取り付ける。

続く 長島)

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こちらの連載記事は2016年3月5日号、13面より抜粋しました。

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