「ムード&インディゴ」開催/インテリアファブリックスの革新と未来示す

「ムード&インディゴ」開催

インテリアファブリックス及び関連製品の見本市「MOOD(ムード)」と、カーテン地や壁紙などに使用するデザインをアピールする「INDIGO(インディゴ)」が9月6日〜8日、ベルギー・ブリュッセルの「TOUR&TAXIS(ツアー&タクシーズ)」で開催された。主催はテキスティラマ社。従来の会場、ブリュッセルエキスポからツアー&タクシーズへ移して初めての見本市となった。雰囲気を一新した会場と、出品製品の素材とデザインの革新が相まって、活発な商談を見た。

新会場のツアー&タクシーズ
新会場のツアー&タクシーズ

技術も素材も複合していく
さらに深まるデジタルプリント

主催者によれば、「会場を変えたが、以前のブリュッセルエキスポより、内装・外装とも出展者にも来場者にも雰囲気がいいと好評で、会期初日の来場者の出足はいい」(総支配人のパトリック・ゲイセルズ氏)。会期中の来場者数は昨年の4,600人を超える見込みだ。20カ国・地域から、ムードに130社、インディゴに100社、計230社が出展した。そのうち地元ベルギーからの出展社が最も多く20%、46社を占める。次いでトルコが多い。インディゴには日本から4社が出展した。

出展製品は、インテリアファブリックスのカーテン地、壁装材、椅子張り地など。デザイン面では多様で原色を大胆に使った椅子張り地や、寒色系でシックに洗練されたカーテン地などが出品された。壁紙では、デジタルプリント壁紙と椅子張り地などの展開が焦点になった。

最新デジタルプリントで表現(ムード)
最新デジタルプリントで表現(ムード)

デジタルプリントは近年のインテリアファブリックス分野の革新だが、ムードでも、主催者はこのことを強調した。デジタルプリントマシーンのサイコン社(ベルギー)と、ホテルや商業施設などコントラクト分野にデジタルプリントを販売するビッグインパクト社がその質の高さを来場者にアピールした。

特別企画では、昨年から新登場した「ラーンチパッド」とインテリアファブリックスの素材の革新と今後の方向を探る「イノベーション・プラットフォーム」が注目を集めた。

華やかな植物柄インディゴ傾向

ラーンチパッドでは、インテリアファブリックス分野を大学または専門学校で学び卒業後、デザイナーとして打って出ようとする若者や、新進のインテリアファブリックス企業が製品を出展しビジネスチャンスをつかむ。2回目となる今年は、昨年の2倍、24人が出展した。すでに日本のブランドメーカーと取引しているデザイナーもいた。

デザインをアピール(インディゴ)
デザインをアピール(インディゴ)

イノベーション・プラットフォームでは、出品グループ別に5グループに分けて、素材や織などでの革新をアピールした。漆を塗った和紙を薄く切ったものをシルクで織った素材や、金属調のメッシュの上にデジタルプリントを施した不織布にLEDをあしらった素材などが出品された。

インディゴでは、デザインをブランドメーカーなどに提案。デザイン傾向としては、暖色系で植物柄の華やかなデザインが目立った。
(前屋敷稔、次号から連載)


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