西川産業・日本睡眠科学研究所 <4層特殊立体構造マットレス>大学と共同で睡眠への効果を検証

日本睡眠科学研究所 大学と共同で睡眠への効果を検証

西川産業(東京都中央区、西川八一行社長)の研究機関、日本睡眠科学研究所はこのほど、同社のエアーなどの4層特殊立体構造マットレスによって、▽睡眠の質を向上させる効果▽睡眠のアンチエイジング効果――科学的に検証したと発表した。いずれも大学教授または大学の研究機関との共同研究で成果を上げた。睡眠健康や健康との寝具の関係については、国民の関心の高まりともに、寝具寝装品メーカー、大学の機関などと共同し実証する動きが活発になってきている。


睡眠の質を改善
自律神経、医学的観点から

日本睡眠科学研究所は、4層特殊立体構造マットレスの睡眠の質に対する効果を自律神経と医学的観点から検証した。共同したのは、自律神経研究の第一人者といわれる、小林弘幸教授(順天堂大学医学部)。

共同研究では、快適な睡眠環境を実現する簡便な方法として、敷き寝具による睡眠改善の効果を医学的観点から評価し解析した。

4層特殊立体構造マットレス「&Free」
4層特殊立体構造マットレス「&Free」

30歳代〜50歳代の健常成人12人を対象に、被験者自身が使っている寝具(対照寝具)と、西川産業の4層特殊立体構造マットレスを使用し、2週間の自己対象クロスオーバー比較試験を行った。評価項目として、自律神経機能(4日目、24時間)、唾液成分(コルチゾール、メラトン、1日4回、14日間)、活動量(24時間、14日間)を測定した。

その結果、同社の4層特殊立体構造マットレスを使用することで、唾液成分(コルチゾール、メラトニン)による概日リズム、自律神経機能、主睡眠判定、いずれの項目でも改善作用が認められ、睡眠の質を向上させる可能性が示されたという。

たとえば、唾液成分についての試験結果は次の通り。眠りを促すホルモンであるメラトニンは、4層特殊立体構造マットレスを使用することで、夜眠る時はメラトニンの分泌量が増加し、日中の活動時は分泌量が減少した。乱れていた分泌周期が大幅に改善された。活力源となり、ストレスに敏感に反応するホルモンのコルチゾールは、1日の分泌リズムが理想的な状態に近づいた。

自律神経機能については、次の通り。不規則な生活やストレスによって、自律神経が乱れると、人体や精神の不調になる。今回の検証では、4層特殊立体構造マットレスを使用することで、睡眠の質の改善が示唆され、自律神経のバランスが大幅に改善した。活動時に働く交感神経が日中に活性化し、夜間にはリラックスした時や就寝時に働く副交感神経が優位になった。

「&Free」カット構造
「&Free」カット構造

4層特殊立体構造マットレス使用後には、総睡眠時間は6・7分減り、睡眠効果は2.4%上昇し、夜に目覚めてしまう中途覚醒時間が大幅に減少。より短い睡眠時間で全体的に睡眠の改善傾向が見られた。


アンチエイジングにも効果
成長ホルモン分泌量増加

アンチエイジング効果の検証では、抗加齢研究で知られる同志社大学学院生命医科学研究科/アンチエイジングリサーチセンター米井嘉一教授と共同した。

睡眠の質の低下は加齢に伴う変化の一つである。さらに、日本人は大人から子どもに至るまで慢性的な睡眠不足に陥っている傾向があり、睡眠の質を高く保つことは予防医学の観点からも重要とされている。

「このたびの共同研究では、敷き寝具による睡眠の質の改善の有無と、身体に与える影響について検証を行った。眠れない、眠りが浅い等の睡眠に不満を持つ男女11名を対象に、東京西川の4層特殊立体構造マットレスを4週間使用し、使用開始前と、4週間使用後に自覚症状の確認、身体計測、血液生科学検査、尿検査、唾液検査を実行した」と日本睡眠科学研究所。

その結果、4層特殊立体構造マットレスを使用することで睡眠の質が改善し、次のような検証結果が得られたという。

成長ホルモン分泌量が増加した。成長ホルモンは、入眠後2時間前後で分泌される睡眠関連ホルモン。タンパク質合成や軟骨発育の促進、脂肪分解作用など多くの働きを持ち、「若返り」のホルモンとも呼ばれる。成長ホルモンは加齢と共に減少するため、分泌量の増加は睡眠の質の改善によるアンチエイジング効果が期待される結果となった。

酸化ストレスが減少した。酸化とは、体内の細胞やタンパク質などが活性酸素と結合することでサビてしまい、正常に働かなくなる反応。ガン、アルツハイマー病、糖尿病など多くの疾病の原因となり得る、老化の大きな要因の1つ。酸化ストレスが減少し、睡眠の質の改善で抗酸化機能が上がる可能性が示唆された。

HDL―コレステロール値が上昇した。HDL―コレステロール値は、「善玉コレステロール」とも呼ばれ、全身の細胞内や血液中の余分なコレステロールを肝臓に送る働きを持ち、動脈硬化を予防する。運動や身体活動により上昇するという報告は過去にあったが、今回の検証では、新たに良質な睡眠によってHDL―コレステロール値が増える可能性が得られた。

自覚症状による睡眠の質改善があった。睡眠障害の評価に用いられる「ピッツバーグ睡眠質問票」の結果では、睡眠の質、入眠時間、睡眠困難、日中覚醒困難の主観評価が有意に改善された。


この記事は紙面の一部を抜粋しています

日本睡眠科学研究所(東京西川公式サイト内)

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