アジアを牽引する見本市を目指す《IFFT/インテリアライフスタイルリビング》

アジアを牽引する見本市を目指す

一層のビジネス機会の拡大へ 開催時期・会場を変更

「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング2016」が11月7日(月)から9日(水)までの3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。主催は、一般社団法人 日本家具産業振興会(東京都千代田区、加藤知成会長)とメサゴ・メッセフランクフルト(東京都千代田区、梶原靖志社長)。昨年は11月下旬の開催だったが、確実にビジネスにつながる機会を創出するため、デザインウィークでインテリア業界が盛り上がりを見せる上旬の開催となった。また、会場も、見本市の成長に伴って規模を拡大し、東ホール4・5・6での開催に変更となった。全425社(昨年度431社)、国内370社(同378社)、フィンランド、中国など海外14カ国・地域から55社(同53社)が出展する。

写真はいずれも前回展から
写真はいずれも前回展から

生活を彩る製品が国内外から集結

国内外から魅力ある家具や衣食住を彩る生活用品が一堂に集結する。

また、例年開催され、今回で3回目を迎える特別企画「THE HOTEL」は、新たなディレクターを迎えて、さらに内容が充実した。その他企画やイベントなど見逃せない内容が満載だ。

高品質な商材や新たなアイディアを求めるショップや百貨店のバイヤー、ホテルレ・レストランや建築設計事務所などから、総計で1万9千人(昨年実績約1千人増)の来場者を見込んでいる。

東京から世界へ向けてライフスタイルを提案し、アジアを牽引するインテリア・デザイン市場のための国際見本市として、同展はさらなる進化を遂げ、開催される。国内の家具産地パビリオンが前回に引き続いて展開される。旭川をはじめ、大川、静岡、徳島、飛騨・高山、府中、日田と、国内の主要な家具産地がいずれもパビリオンを出展する。特に、飛騨木工連合会は会期中、初の取り組みとなったデザインコンテストの受賞者への表彰を実施する。また、家具にとどまらず、キッチン用品やアロマなど、衣食住を彩る製品が集結する。

海外パビリオンでは、2017年に建国100周年を迎えるフィンランドから18社が出展。ベッドや椅子などの家具をはじめ、ファブリックスやキッチン用品など、現地でデザイン・製作された生活を彩る製品類が出展される。


充実の特別企画も開催 最新のトレンドや産業の現況の把握に

特別企画として例年実施されてきた「ライフスタイルサロン」は、今回もさらに内容を充実させて開催される。このうち、初日7日13時30分〜14時30分には、「インテリアライフスタイル リビングアワード授賞式」が開催。同会場からアクタスが選ぶ「ベストバイヤーズチョイス」と若手デザイナーのための「ヤングデザイナーアワード」の2点が贈られ、見逃せない授賞式となる。なお、英語による同時通訳もあり、アンビエンテ2017の記者発表も同時に行われる予定。

加えて、同日15時〜16時には、トークショー「Graven:空間からのブランディング」が開催。シンガポールなどで空港ラウンジ導入にかかわり、多岐に活躍する、スコットランドを拠点とするデザイン事務所グレーベン(Graven)の共同創立者、ジャニス・カークパトリック氏によるトークショーだ。

翌8日の16時30分〜17時30分には、トークショー「産地革命を起こす日本ブランド〜家具から器まで〜」が開催。ブランドディレクターの山崎泰氏をモデレーターに交えて、デザイナーの小林幹也氏と柳原照弘氏が、産地や作り手の個性を生かした日本ブランドの今について、公開トークを行う。

また、15時〜16時には、トークイベント「フィンランドのライフスタイルに育まれたデザイン」が開催され、フィンランドのライフスタイルから生まれたデザインを、ムーミン原作者の家系でムーミンキャラクター社の代表を務めるソフィア・ヤンソン氏が、フィンランド貿易局ヨンナ・ウィベリウス氏やフィンランド大使館木村正裕氏と共に紹介していく。

最終日9日10時30分〜11時30分には、トークイベント「布のトレンドがみるみる分かる!南村弾のファブリックマジック」が開催。ライターの本間美紀氏をモデレーターに交えて、DAN PROJECTを主催する南村弾氏が、空間を構成する新要素としてますます進化を遂げる布の最新トレンドについて、布サンプルを実際に見せながら解説していく。

続く12時〜13時にはトークイベント「『ウィンザーデパートメント』が目指す同時代の家具デザイン」が開催。ウィンザーチェアを研究するデザイングループが、これからの家具づくりのヒントを説く。


スマイルズがディレクターを務める特別展示企画「THE HOTEL」も

毎回好評を博し、今回で3回目となる特別展示企画「THE HOTEL」が今回も開催される。今回はディレクターに、食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」やセレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」などを手掛けるスマイルズ(東京都目黒区、遠山正道社長)をディレクターに迎える。

今回のテーマは「ほてるホテル」。価値観やライフスタイルが多様化した現代では、これまでの価値基準では測ることのできない、感性に訴えかける空間や体験が求められる。既成概念や業界の枠にとらわれず、現代の新しい生活のあり方を提案する同社が、ポッと喜びが浮かび上がり、一人一人の体温を上げる商材を、「ほてる」妄想と共に提案する。

企業出展ブースには、海外の人気ブランドから伝統的な逸品まで、様々なもてなしが可能な家具をはじめ、アロマや理念、照明器具やラグなど、これからのホテルビジネスを支える新しいライフスタイル商材が集まる。

このほか、ブース内で特別展示もなされる予定。出展者の家具を組み合わせた、10mを超える「ほてるテーブル」や、同社が手掛け瀬戸内国際芸術祭2016に出展した「檸檬ホテル」の実物大模型も登場し、来場者と出展者が「ほてる」体験を生み出す。


各社の新作・人気アイテム集結
IFFT/インテリアライフスタイルリビング 注目の出展社を紹介

カリモク家具

カリモク家具ブースNo.C-038

多様化するライフスタイルに対応

カリモク家具(愛知県東浦町、加藤正俊社長)は、「見つけた!私らしいインテリア」をテーマに、多様化するライフスタイルに対応した3つのブランドを紹介する。
食器棚を中心とした新ブランド「NEIVIE(ネイビ)」は、「囲む食空間」をコンセプトに、食空間を中心とした暮らしを提案する。
「暮らしをメイクする」をコンセプトとする「KITONO(キトノ)」は、アレンジできるアイテムが増え、より自分らしく楽しめる部屋づくりを提案する。
国内外のデザイナーが手掛ける「KARIMOKU NEW STANDARD」からは、4月にミラノで発表した新作を中心に展示する予定。


飛騨産業

飛騨産業ブースNo.C-035

国産材を活用したオリジナル家具

飛騨産業(岐阜県高山市、岡田贊三社長)は、国産材を活用した、同社のオリジナル家具を展示する。
このうち「AWASE(アワセ)」は、五十嵐久枝氏デザインのダイニングセット。椅子はウィンザーチェア調で、曲木の技術を駆使したコンパクトなデザインとなっている。ウィンザー調でありながら、カバーリングの座面を着脱式にすることで、機能的な配慮も欠かさない。素材はビーチ材を活用。
「Kinoe」シリーズは、自然の枝を生かしたダイニングチェア・ベンチ。同じものが二つとない木の枝を使用することで、世界に一つしかない家具が作れる点が特徴。
従来の家具販売店だけでなく、ハウスメーカーや建築設計事務所の開拓を図る。


柏木工

柏木工ブースNo.C-041

より一層の洗練製品開発を目指す

柏木工(岐阜県高山市、関 道朗社長)は、飛騨の家具フェスティバル2016で発表した新作を中心に展示する。
このうち「シックチェア」は、2016年にグッドデザイン賞を受賞した製品。座り心地を追求するため、背の三次元曲木と座面の仕上がりに工夫を施し、現代の日本らしいデザインとなっている。
「プレミアムテーブル」は、ウォルナットの表情を最大限に生かした、無垢板三枚接ぎを実施。天然の木目をデザインとして生かしながら、工業製品としての安定した品質と提供を実現している。
また、同社の子会社高山ウッドワークスの製品も併せて展示する予定。今後の市場・流通に的確に対応し将来性あるビジネススタイル構築のため、より一層の製品の洗練を目指す。


サンベルム

サンベルムブースNo.C-018

インテリアに溶け込むキッチンマット等

サンベルム(和歌山県海南市、角谷昌哉社長)は、インテリアショップに向けた、おしゃれで機能的なキッチン雑貨を出品する。
このうち「Pallypally」シリーズからは、キッチンマット、果実ビンカバーを展示。キッチンマットはチェックやストライプ柄、ソファの張り地など、インテリアに実際に使われる生地を採用しているため、家具との相性は良い。また撥水加工が施されているだけでなく、洗濯機で洗うこともできるのでメンテナンスもしやすい。
このほか、プロユースにも好評なキッチングッズの「ビストロ先生」シリーズから、ふきんなど一部出品する。
なお、同社の製品はQRコードを読み込むことで、実際の使用時の動画を見ることができる。


ドリームベッド

ドリームベッドブースNo.C-033

35年前の人気製品をリバイバル

ドリームベッド(広島市西区、渡辺博之社長)は、同社が提携するリーン・ロゼ社のソファ「PLUMY(プリュミー)」を展示する。
今年はリーン・ロゼが日本に上陸して35周年の節目の年にあたる。その35年前に人気モデルであった同製品をリバイバルして発売。現代の住環境でも十分に通用する時を超えた素晴らしいデザイン性を訴求する。
座と背にフェザーを詰め、数種類のウレタンを組み合わせている。座と背は折り広げられ自由な座り方ができるとともに、四隅のファスナーがアクセントとなっている。
都内百貨店のほか、ハウジング市場などハイクラスのマーケットでの展開を目指す。


岡村製作所

岡村製作所ブースNo.C-021

ホームユースとコントラクト双方に拡販

岡村製作所(横浜市西区、中村雅行社長)は、スモールオフィス向け家具「シェアードスペース」と、リビングデスク「ラポール」を出展し、ホームユースとコントラクト双方に拡販を図る。
「シェアードスペース」は、自由な働き方・空間を自分たちで創る、個性はオフィスワーカーに向けた製品。温かみのある木質材料やファブリックスで、使用者が個性やクリエイティビティを発揮しやすい「共有空間」を提案する。
「ラポール」は、リビングの片隅に置いて家族のコミュニケーションが自然に促されるリビングデスク。書き物をするだけでなく、掲示板や趣味の飾り棚としても使用できるよう、ボードやシェルフ類のオプションを多く取り揃えた。


シギヤマ家具工業

シギヤマ家具工業ブースNo.B-020

ウォルナットの多彩なダイニングチェア

シギヤマ家具工業(福岡県筑後市、鴫山国廣社長)は、ウォルナットを基調とした多彩で色とりどりなダイニングチェア「GREEN」、「CITY」、「NEW―CITY」を展示する。
オーク材が主流な中で、ウォルナット無垢材をベースにしている。また、座面には本革を使用して、高級感を高めている。
一般家庭だけでなく、ホテルや住設産業などコントラクトでのニーズにも対応できるようにしている。
実際の使用者からは、食事などの際にダイニングチェアとして使用できるだけでなく、ソファのような形でスマートにくつろぐことができると評価が高い。


関家具

関家具ブースNo.D-001

定番シリーズをリニューアル

関家具(福岡県大川市、関文彦社長)は、若手デザイナーや商品企画開発チームが手がけるデザインプロジェクト「CRUSH CRASH PROJECT」から、ラインナップを充実させた製品を紹介する。
このうち、北欧ビンテージデザインをアレンジした「NOR」シリーズは、シーンを演出できるよう、バリエーションを追加している。
他にも、「Knotantieque」や「tabu leatherwork」など、同社で扱う定番製品から、仕様変更でリニューアルされたモデルを展示する。
同プロジェクトのフィルタリングによる様々なシーンでの日常の暮らしに、ユーモアとモダンな雰囲気を融合させて、今までになかった生活スタイルを提案できればと同社。


パモウナ

パモウナブースNo.F-015

従来にないコンセプトの新ブランド

パモウナ(名古屋市港区、森宏社長)は、新たに設立したブランド「bellacontte(ベラコンテ)」から、ソファやダイニングチェア、センターテーブル、AVボードを出展する。
ベラコンテとは、「美しい(bella)」と「コントラスト(contte)」を掛け合わせた造語。他ではあまり見ないコンセプトを打ち出していくことで、従来の家具デザインの作法にとらわれない、「日常のコントラストを楽しむ家具」を提案する。
モダンテイストなデザインを採用している同ブランドは、天然素材とハイグロスシートなどの人工素材といった、異素材の組み合わせで、その名の通りコントラストを生む。デザインと機能性を高次元で高めている。
家具販売店で、モノの良さがわかる顧客に訴求していきたいと同社。


匠工芸

匠工芸ブースNo.C-016

地域一体でコラボ開発した椅子

匠工芸(北海道東神楽町、桑原義彦社長)は地元デザイナーと地域一体となってコラボした新シリーズの椅子「アメデオ」と「クレール」を発表する。
いずれも材質としてはウォルナット材を使用しており、デザイナーによるデザインコンセプトを漏らすことなく表現している。
ユーザーとしては、家庭での使用を想定しているが、一般の家具小売店だけでなく、ハウスメーカーや設計会社などにも訴求しうる製品であると同社。
今後もデザイナーと連携して、よりデザイン性の高い製品を生み出していくとしている。


カンディハウス

カンディハウスブースNo.C-001

川上元美氏のインテリア空間を

カンディハウス(北海道旭川市、藤田哲也社長)は、デザイナーの川上元美氏が作り出す、上質なインテリア空間を紹介する。
発売から5年が経過した同氏デザインの「SESTINA LUX(セスティナ ラックス)」ソファを、座り心地や質感の向上をテーマにリデザイン。また、昨年復刻した同氏デザインの「CORIO LUX(コリオ ラックス)」ダイニングチェアーは、顧客からの要望が多かったファブリックス仕様のものを追加販売する。
リデザインとバリエーション追加によって、情報発信など露出が増えることで、販路拡大が期待できるという。
今までにない新提案を同ブースで体感してほしいと同社。


小原

小原ブースNo.E-023

タオルをインテリアとして

小原(東京都港区、吉野哲社長)は、オリジナルタオルブランド「cococi(ココチ)LDK」を出展。ライフスタイルに適合するタオルに出会えるように、心地のいい品質を軸に、暮らしに取り入れたくなるようなタオルとの新しい過ごし方を提案する。
同ブランドは「タオルから、豊かな暮らしはデザインできる。一番好きな心と、暮らそう。」というコンセプトのもと開発された、ライフスタイル提案型のタオル。毎日を共に「暮らす」タオルとして、ライフスタイルのあらゆるシーンでの使用を想定する。
シンプルな「ベーシック」、都会的な「アーバン」、そして瑞々しいデザインと機能性を加味したキッチン・スポーツ用の「フレッシュ」をそろえる。


シラカワ

シラカワブースNo.C-036

新作のダイニングセットを中心に展示

シラカワ(岐阜県高山市、白川勝規社長)は、9月に同社高山ショールームで開催された展示会で試作品として披露した新作製品を中心に出展する。
このうち「ツイン(TWIN)」は、阿久津宏氏がデザインしたダイニングセット。材質はウォルナットやオークを使用。銀面が残り自然な感じのアルニンを使用した座面は取り外し可能で、水洗いができる。ファミリー層が主要な対象顧客だが、オーダーサイズで単身者の使用にも対応。
また、山形修二氏デザインのダイニングセット「華―HANA―」も展示。金属パーツを用いて、木ダボでは実現できなかったすっきりとしたデザインとなっている。


日進木工

日進木工ブースNo.C-040

70周年記念モデルを出展

日進木工(岐阜県高山市、北村斉社長)は、同社創業70周年の記念モデルとして製作した、「70SETTANTA(セタンタ)」を出展する。
同製品は、4タイプの椅子を中心とする家具シリーズ。名前の「SETTANTA」は、イタリア語で70を意味する。デザインは川上元美氏。いずれの椅子も、細部まで美しく作り込んだ、精度の高い仕上がりとなっている。材種は、ナラ・ブナ・ウォルナット・レッドオークを使用。張り地も布や革をそろえ、購入者が自由に選ぶことができる。
価格的には従来のものよりも高価格となる。ホームユースでの使用が中心だが、コントラクト市場への導入も視野に入れる。


イバタインテリア

イバタインテリアブースNo.C-037

和の雰囲気を醸し出す「木楽」

イバタインテリア(岐阜県飛騨市、井端清秀社長)は、同社の代表作のリビングセット「木楽」を展示する。
同製品は今となっては貴重なナラ材を使用。塗装はぼかし技法を取り入れ、ワンランク上の仕上がりを実現している。昨今、古民家など古き良き日本が見直されている中で、和モダンの雰囲気が醸し出される。また、くつろぐことのできる家具として、LDスタイルを採用している点も大きな特徴だ。
家具専門店や、インテリアショップ、それらに加えて住宅関連企業に訴求していきたいと同社。
このほか、同社の扱う製品のうち、市場で好評を博している単品のチェアが展示される予定。


テクノアート

テクノアートブースNo.D-007

細かいノウハウ反映の販売管理システム

テクノアート(熊本県合志市、松脇秀三郎社長)は、家具メーカー450社と連携した販売管理システム「プラスシステム(PLUS SYSTEM)」を紹介する。
同システムは、家具販売店専用の販売管理システムで、伝票作成から売越発注、入荷、配送まで網羅した、業界標準のクラウドサービス。国内450社の家具メーカーやホームファッションと連携しているので、発注データを自動で送るだけでなく、メーカーの納期回答をリアルタイムに参照でき、入荷遅れなどの確認が可能だ。また、商品の配送は、スマートフォンで指示を出すことができる。
設計段階から、店長やバイヤー、経営者の意見を反映したので、細かいところまでノウハウが反映されたシステムとなっている。


この記事は紙面の一部を抜粋しています

IFFT/Interior Lifestyle Living

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