ドイツの生産地の現状と事業 デュッセル北東に約17社でグループ形成(18/23)

ドイツの生産地の現状と事業

各国記者が語る家具消費の傾向ロシアで売れる独・伊の家具

ボン・メーベル社の工場を出ると、従来の日本の家具工場、アセアンの工場と違った視察感が頭を占めていた。しかし、工場の表には大型の専用大型トラックが数台、荷積みを終えてスタンバイしていた。1日に大型で10台の出荷を平均して行っているという。

ここで余談になるが、ロシアの記者と日本製品の可能性について話をした。他に同行した国々の記者にも聞いた。まずロシアは飛騨高山のシラカワが、海外店展でレストランの家具を受注して納品した話を白川社長から聞いていた。高級感と素材のナチュラルな質感を気に入ってもらう。チェーン展開する企業で、ルートの可能性を示したという点に注目した。

ボン・メーベル社工場外観
ボン・メーベル社工場外観
大型トラック1日約10台出荷
大型トラック1日約10台出荷

それに対し「ロシアの家具市場は全体的に見ると難しい。だが、潜在的なニーズはあると思う、そうした市場対応策に、まずはロシアのセールスマンに対する教育が必要だ。ただ単に品質がいいということではなく、それ以前にどのような商品が売れるか、可能性が高いものを出してくることだ」。「ロシア市場でドイツとイタリアの家具が同じように売れている」。

一方、オーストリアの記者は「保守的な国柄で家具についての輸出入はあまりしないできた。市場はそう大きな変化はないが、バイヤーが価格の高いものに扱いを変えてきている」。

フランスの記者はIAFPの仲間で顔見知りだが、欧州市場の低迷を挙げ、2014年2.9%国内需要がダウンした。また、販売形態はキッチン、ベッド各専門店が展開を増している(昨年5月末時点)と語った。オランダの記者は①通販が盛んになってきた②その背景に購入の簡便さがある③例えばイケアは即持ち帰りが出来る④他の一般的な家具展店は購入しても6週間待たなければならない、と商品入手への簡便さへ、ニーズの傾斜を語った。

続く 長島)

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こちらの連載記事は2016年8月25日号、13面より抜粋しました。

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