ニトリ 新宿タイムズスクエアに新店舗 都心部への出店さらに強化

ニトリ 新宿タイムズスクエアに新店舗

ニトリホールディングス(東京都北区、白井俊之社長)は12月1日、461店目となる「ニトリ新宿タカシマヤタイムズスクエア店」(東京都渋谷区)をオープンした。都内では33店目の出店となり、そのうち「ニトリ」は25店、家具を扱っていない小型店「デコホーム」は8店。東京23区内では、ニトリは19店となった。海外では台湾26店、アメリカ5店、中国10店を展開している。

「ニトリ新宿タカシマヤタイムズスクエア店」の最寄り駅である新宿駅は1日に約360万人の乗降客数を誇る駅として、世界一のギネス認定(2007年)を受けている。また、今年4月には、大型複合施設および日本最大級の交通ターミナル「バスタ新宿」がオープンし、今後も代々木駅側開発も予定されているなど、さらに来街者の増加が期待されているエリアだ。

テープカット。左から、東神開発の松本靖彦社長、紀伊國屋書店の市川晶裕専務、ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長、高島屋の秋山弘昭専務
テープカット。左から、東神開発の松本靖彦社長、紀伊國屋書店の市川晶裕専務、ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長、高島屋の秋山弘昭専務

新宿駅周辺では初の出店となる同店は、5フロアという多層階店舗の特性を活かしていく。フロアごとにビジュアルプレゼンテーションを配置するとともに、全フロアを通じて住生活空間のトータルコーディネートを提案している。

また、郊外型の店舗の商品の見せ方とは変え、テーブルやイス、ソファなどの家具の近くにおしゃれな雑貨を配置し、来店するだけで楽しい、つい足を運びたくなる「劇場型の店舗」を目指す。低価格帯の日用品や洗濯・掃除の道具なども並ぶ。同社は、これまで郊外を中心に店舗網を広げてきたが、車を持たない世帯などの取り組みにも注力する。今後はさらに都市部への出店を強化していく。

店舗詳細は次の通り。▽店舗面積=約2970m²(900坪)▽フロア構成=5階 家具・コーディネートルーム、4階 リビングファブリック、コーディネートルーム、3階 キッチン、ダイニング用品、2階 寝具、ラグ、バス・トイレタリー用品、1階 室内装飾、照明、収納用品

銀座店の成功が後押し 中国への出店拡大も視野

「ニトリ新宿タカシマヤタイムズスクエア店」のオープン直前に行われた記者会見に出席したニトリホールディングスの似鳥会長は、同店の出店について、「新宿駅、渋谷駅、池袋駅周辺の出店は長年の夢。特に新宿駅の乗降客数は世界一であり、念願の憧れの地での出店となった」と述べた。

ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長
ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長

都心出店への強化については、「ニトリの公式ネット通販サイトの利用者のうち約4割が東京都民。都内ではニトリの出店が行き届いていない状態が続いていた。今後も都心の駅前へ出店し、新たな顧客の開拓につなげていく」と述べた。

また、初の百貨店での出店となり昨年オープンした「プランタン銀座店」の成功が、「新宿出店への後押しになった」とし、「銀座店では予想以上に来客いただいている。都心出店への自信に繋がっている」と述べた。海外出店については、「中国への出店に力を入れていく。中国のデベロッパーが銀座店に来て、非常に興味をいただいている。都心店舗は海外の方々の目に留まりやすい。ニトリの今後のブランディング戦略として、都心の出店は非常に重要」と述べた。

今後の都市部出店については、同社の須藤文弘専務が、「銀座に出店した際、都心や百貨店などの商業施設への出店を今後10年で、20〜30店舗ほど出店するのが一つの目標としていたが、今のペースだと10年もかからない」と述べた。

また、東神開発の松本靖彦社長は、「タカシマヤタイムズスクエア」が今年開店20周年であることに触れ、「ニトリの出店は20周年の締めにふさわしい。21年目からの飛躍にも大いに期待できる」と述べた。

記者会見後、オープニングセレモニーが行われた。その後、オープン前から並んでいた客が続々と入店した。


この記事は紙面の一部を抜粋しています

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