日本最大から世界最大の見本市へ/第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー開催

第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー開催

新設「LIFE×DESIGN」に新たなマーケット東京ビッグサイト全館 2月1日〜10日

第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー(主催ビジネスガイド社)が2月1日から10日までの10日間、東京ビッグサイト全館で開催される。今回は、この10日間を「ギフト・ショーWEEK」として会期を大幅に延長する。毎回、3日間で約2,500社の出展社と来場者約20万人を動員する同見本市だが、今見本市では、出展社4,000社、30万人の来場を目標にしている。

特に、2月1日から3日までの3日間は、家具・インテリアやデザイン雑貨を強化した見本市「LIFE×DESIGN」を初開催する。

「LIFE×DESIGN」は、テーマを「暮らし・デザイン・新時代」とし、“洋服を着替えるように、住まいを自分流にコーディネート”をコンセプトにしている。「リノベッタ」を推進しているデザイナーの喜多俊之氏をアドバイザーに迎えリノベーションを切り口として、住生活産業の活性化を狙う。展示ホールは東1〜3ホールまで3ホールを使い「ライフスタイリングス」、「リノベーションゾーン」、「SOZAI展」、「NIPPON BRAND FAIR」、「アクティブクリエイターズ」、「アクティブデザイン&クラフトフェア」と6つのゾーニング構成とした。出展社数は約600社、来場者数5万人を見込んでいる。

過去のACTIVE DESIGN & CRAFT FAIR会場風景
過去のACTIVE DESIGN & CRAFT FAIR会場風景

今回展を機に家具・インテリアメーカーの出展、さらにはハウスメーカー、リノベーション企業の出展が増えた。家具メーカーでは、起立木工、関家具、岡家具工業、パモウナなどの家具産地からの出展が決定している。今までの百貨店や専門店などの他に、設計事務所、ハウスメーカー、工務店、不動産関連企業への来場を呼びかけている。

会期中は様々なテーマで連日セミナーを開催する。カリフォルニア工務店の岩切剣一郎氏、デザイナーのSOL style、リノベーション住宅推進協議会の武部裕行氏など、今までのギフト・ショーとは一味違った顔ぶれだ。

LIFE × DESIGN 出展社 イメージ
LIFE × DESIGN 出展社 イメージ

同社は出展の誘致にあたって、全国の家具産地を訪れた。またリノベーション業界や工務店、不動産業界を回って来場を誘致している。会期、会場共に拡大し、世界最大の見本市を目指す新ギフト・ショーに注目が集まる。

「LIFE×DESIGN」についてビジネスガイド社の芳賀社長に聞く

芳賀信享 社長
ビジネスガイド社

芳賀信享 社長

家具・インテリア業界に新たな活路

――見本市にリノベーションを取り入れた背景は?

芳賀 不況と言われていますが、税金の制度改革やオリンピック・パラリンピックの開催など景気回復の条件が整ってきました。国交省から、中古住宅を購入して2年以内にリノベーションすると新減税制度が適用されると言われています。住宅金利も、固定で0.5%変動でも0.3%まで下がっています。今まで新築では手を出せなかった若者もリノベーションした家に住めるようになります。

さらに、東京五輪を控え、再開発や公共投資も進んでいます。2016年の外国人観光客は2,000万人を超えました。宿泊施設などの需要は今後も高まっていきます。リノベーションの中には家具や照明器具など住宅設備も含まれているのもあり、家具・インテリア業界の追い風になっていくでしょう。

――リフォームは含まれないのか?

芳賀 住生活という大きなくくりでは同じ業界かもしれませんが、リフォームは建物を現状に戻すことが目的となっています。一方、リノベーションは躯体を活用してお客の好みに合わせて住空間を作るオーダーメイドの発想です。ライフスタイルに合わせて、間取りや配置が変わり新たにモノが動く産業です。新築だったら我慢しなければならなかった住宅設備をリノベーションで安くなった分、室内空間に予算が回ってきます。

――新規の来場はどうやって集めるのか?

芳賀 アクティブデザインや NIPPON BRAND FAIRなど今までギフト・ショーに出展していた企業の多くが出展するので既存の来場者には来て頂けます。また、当社では、今までの来場者にアンケートを取ったところ、1,000社ちかくの方々から返信いただき、「LIFE×DESIGN」に興味を持っていただけることがわかりました。

住宅関連の企業には新たにDMを送ることはもちろん、団体組織や各企業を訪れたり、セミナー開催のお願いをして一緒に盛り上げていくように働きかけています。

制度利用しリノベーションで需要拡大

――初開催のため、出展社の不安や期待の声は?

芳賀 不安の声もなくはないが、今までなかった見本市のため、より期待感が高まっています。リノベーションについて言うとまだニッチな市場です。しかし、環境を取り巻く変化の中で建物をドレスアップして快適な生活を送るという考えが浸透してくると予測できます。

家具業界は、限られた店舗での流通と大手ナショナルチェーンの安価な家具が主流になっています。全国には匠の技が光る素晴らしい家具がたくさんありますが、構造的な不況の中で新たな活路が見いだせないのかもしれません。リノベーションはそういった構造に新たな風穴を開けてくれる産業です。さらに、ギフトは送って喜ばれる物が根底にありますが、素敵な家具こそ贈って喜ばれる物ではないでしょうか。今までは置く場所がなかったり部屋に合わない、などの理由でギフトには向いていませんでした。家具・インテリア業界にとってリノベーションとギフトという切り口で新たな販路が見いだせると期待しています。


この記事は紙面の一部を抜粋しています

第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2017 LIFE×DESIGN|(株)ビジネスガイド社

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