ニトリHD 第3四半期決算発表(売上高3,790億円/前年同期比13.2%増)都心部や百貨店への出店を強化

ホームリビング 紙面から

都市型店舗が顧客拡大に寄与ホームファッション商品が売上けん引

ニトリホールディングス(東京都北区、白井俊之社長)は2016年12月22日、東京本部で2017年2月期第3四半期決算(連結)説明会を開催した。

当期(平成28年2月21日〜同年11月20日)の総売上高は3,790億円(前年同期比13.2%増)となった。

一方、利益面では、①粗利益2,071億円(同17.2%増)、②営業利益702億円(同28.3%増)、③経常利益711億円(同26.1%増)、④当期純利益475億円(同35.7%増)――の増益となった。

白井俊之社長
白井俊之社長

当期の結果について、白井社長は「寝具・寝装品等の季節商品を中心にカーテン、クッション、キッチン・ダイニング用品等のホームファッション商品が売上をけん引した」と説明。さらに、「新規出店を加速させた都市型店舗が新たな客層の拡大に寄与した」という。

また、連結経営指標推移(9カ月累計)によると、当期自己資本構成比率は80.3%となり、前年同期の77.9%から2.4ポイント増加した。さらに1株当たり純利益(EPS)は、前年同期より112.1円高い429.58円となった。

当期の出店状況は、ニトリ12店舗、デコホーム7店舗、台湾2店舗、中国2店舗で純増は23店舗となった。特に国内の出店は、高島屋港南台店や中目黒店、デコホーム渋谷東急東横店、上野マルイ店をはじめ、都心部や百貨店への出店を継続しており、当期末時点で、国内418店舗(ニトリ367店、デコホーム51店)海外41店舗(台湾26店、米国5店、中国10店)となっている。

2017年2月期第4四半期の出店計画は、ニトリ10店舗、台湾1店舗、中国1店舗の計12店舗を予定している。

4年ごとの発生売上高ベースによる地区別(通販事業は地区別として区分している)売上構成比推移でみると、2016年11月時点で、▽東日本47.2%(2012年同月52.6%) ▽ 西日本42.6%(同43.2%)――となり、西日本エリアが着実に増高していることがわかる。なお、通販事業は、構成比では4.5%(同2.3%)で2倍近く伸びた。

「Nウォーム」シリーズ品種拡大で販売増

商品面では、同社と帝人がコラボした「かるさらバスローブ」が2016年度グッドデザイン賞を受賞した。また、同社通販発送センター(神奈川県川崎市)で運用している「オートストア」が業務用内装・インテリア部門における同賞を受賞した。同センターでは、商品を高密度保管・高速入出庫する自動倉庫システム「オートストア」を2016年2月に導入し、人海戦術や男性の労働力に依存していた物流作業環境をシステム化。「誰でも働ける職場環境」の整備と、増え続ける物量に対応する仕組みを構築した。同社としては、同賞を受賞するのは4年連続。

また、「Nウォーム」シリーズは、吸湿発熱わたのボリュームを増やすことで保温力向上を実現。キッズ関連商品等の取り扱い品種の拡大により、販売量が前年比41%増となった。

家具においては、自社開発のベッドマットレス「Nスリープ」シリーズのバリエーションを拡大。固めのポケットコイルを使用することでフィット感を維持しながらサポート力を向上させたハードタイプの販売を開始した。また、品質・機能へのこだわりに加え、多彩な色・サイズ・デザインから組み合わせを選べる「NITORI STUDIO」のベッドフレームやソファが順調に売上を伸ばしている。

商品戦略では、価格帯別のブランドを構築し、生活に必要なグッズを低価格で気軽に揃えることができるプライス・ブランド「DAY Value」について、当期よりカーテンや寝装カバーリング等で展開し、好調に推移している。業績予想については、以前発表した数値と変更はなく、総売上高5,000億円(前期比9.1%増)、当期純利益514億円(同9.4%増)としている。


この記事は紙面の一部を抜粋しています

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