家具・インテリア業界に波及する暮らしの見本市/第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー開催

第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー開催

2月1日〜10日 東京ビッグサイト全館で開催ギフト・ショーWEEK 10日間にスケールアップ

ビジネスガイド社(東京都台東区、芳賀信享社長)は2月1日から10日までの10日間、第83回東京インターナショナル・ギフト・ショーを東京ビッグサイト全館で開催する。今まで、3日間の開催だったが10日間に拡大した。この期間を、「ギフト・ショーWEEK」とし、従来のギフト・ショー以外にも、「LIFE×DESIGN」、「グルメ&ダイニングスタイルショー」、「プレミアムビューティー・ヘルスショー」、「プレミアム・インセンティブショー」と10日間で5つの見本市を開催する。それにより、総展示面積は従来の1・5倍となる約12万m²、出展社数は約2,500社から3,755社、来場者数は20万人から30万人へと増加予想した。会場のビッグサイトは、昨年末に新たに東7、8ホールを新設したが、新ホールも活用しての開催となった。

ギフトショーの会場となった東京ビッグサイト
ギフトショーの会場となった東京ビッグサイト
記者会見する芳賀信享社長(左)
記者会見する芳賀信享社長(左)

開催に先立ち、1月17日に記者会見を開催した。もともと出展社、来場者共に多かった同見本市だが、これを機に「日本最大から世界最大の見本市へと目指す」と芳賀社長。また「ギフトショーは業態融合の見本市であり、それそれが専門性を持った構成となる。本見本市を機に圧倒的な品ぞろえと情報量を実現できるようになった」と述べた。ギフトからグルメ、日用品、家具、ヘルスなど様々なカテゴリーを構成するギフトショーだが、今年はより専門性を高めた見本市や商談の機会を設けたいという目標があるようだ。

特に、今回新たに立ち上げた「LIFE×DESIGN」は住宅分野に特化した見本市となる。

リノベーション需要を見込んで住宅業界をターゲットにしているため、家具や建具・インテリア企業の出展社が多い。政府の住宅減税の適用や空き家対策、さらに今後ますます低金利が続くことによってリノベーション需要を喚起する狙いがあるという。そのような流れに添ってデザイナーの喜多俊之氏をアドバイザーに迎え住宅業界に訴求できる企画やセミナー、出展構成に趣向を凝らした。

「LIFE×DESIGN」は2月1日から3日までの3日間、東1〜3ホールを6つのカテゴリーで構成、598社が出展する。テーマは「暮らし・デザイン・新時代」とし、洋服を着替えるように、住まいを自分流にコーディネートしていくことをコンセプトに掲げている。家具から照明、カーテン、ハウスウェアなど住空間を構成するあらゆるエレメントを対象にしている。今話題の、グランピングの展示やハロウィンゾーンも特別展示する。「ハロウィンは1,200億の市場規模まで発展しており、2月のギフトショー開催時期が一番商談に適している」と同社。さらに、喜多俊之氏が提案するリノベーションプロジェクト「リノベッタ」を再現した空間を東ホールに特別展示する。限られた日本の住居を、仕切りを取り払って集いの場とするリノベーションの在り方を見せていく。

前回展より1

前回展より2

ちなみに、事務局が従来のギフトショー来場者にアンケートを取ったところ、1,000社以上からLIFE×DESIGNに興味があるという返信があったという。「LIFE×DESIGN」は3日間で5万人の来場を見込んでいる。

訪日外国人増加をチャンスに拡大するギフトショー

ギフト・ショーは、2月8日から10日までの3日間全館を使っての開催となる。出展社は2,597社、ギフト・ショーだけで25万人の来場を見込む。「がんばろう日本“創造と発見”を新しい世界の輪」をテーマに日本のものづくりや海外出展社の展示強化などさらに進化したギフトショーを企画・プロモーションしていく。中国の184社の出展を皮切りに、イタリアやカナダ、ドイツなど欧米諸国からの出展も増えた。また、前週の「LIFE×DESIGN」の影響もあってホームファニシング関連の出展社が前年比127%と伸びているという。特に、新たに新設された東8ホールでは、「SENSE&DESIGN」をテーマにクリエイティブなインテリア雑貨をゾーニングする。毎回、注目があつまる西ホールはファッション関連の出展社が多く春夏向けの華やかなアパレルや雑貨商品が並ぶ。

規模拡大の背景には、東京オリンピック・パラリンピックの開催による設備投資や訪日外国人の増加が挙げられる。来日の受け皿である公共施設の竣工や外国人向けに日本のモノづくりの良さをアピールしていきたいと同社は語る。期間拡大による来場者の分散を心配する声もあるが、「より目的意識を持った見本市に商談に来れる。また、地方の企業でも10日間のうちに、2往復して来るバイヤーなどもいる」と自信を見せた。住まいと暮らしがテーマとなって官民が取り組むなか、まさにインターナショナル規模のフェアとなった。


第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー
ギフト・ショーWEEK 出展社紹介

エーディックス

エーディックスギフト・ショー|東8T70

オールドチークの新シリーズを発表

「a.depeche(ア.デペシュ)」ブランドを展開するエーディックス(京都市南区、佐野秀男社長)は、スプレム、カデルの追加アイテムと新シリーズのアイディックを発表する。スプレムとカデルはオーク材を使ったキッチンボードやテーブルを揃える。スプレムは明るめの木材にアイアンを組み合わせたきれい目なデザインが特徴。カデルは泡ガラスや杢目を活かしたデザインだ。アイディックはインドのオールドチークを使ったインダストリアルなデザインの家具になる。シューズケースやショーケースなどを揃え、店舗什器やおしゃれに敏感な層をターゲットにする。また、アパレルブランドから新しいアクセサリーや洋服もコーディネートする。


小栗

小栗ギフト・ショー|東6T47-30

豊富なデザイン、多彩な素材のカバーリング

小栗(静岡県浜松市、小栗福典社長)は、寝具ブランドの「メリーナイトスロー」からカバーリング製品をメインにコーディネートする。スローリズムをコンセプトにゆったりと過ごすベッドルームなどのプライベート空間を構成。流行のリゾートティストのカバーリングやニット、ドビー織、先染め、テンセル素材など多様な素材を使っている。さらに、国産のカバーやクッションカバーも展示する。寝具・家具専門店の他に、ECサイトや雑貨店への販売も強化したいと同社。


エーワイ

エーワイギフト・ショー|東8-T69-18

ローキーよりスペイン人デザイナーのエコバッグ

エーワイ(松原市三宅西、岩田克己社長)は、ローキーのエコバッグ、キャリーケースをアピールする。ローキーは、ドイツ発の世界30カ国以上で販売されているエコバッグだ。洋服のポケットにしまえるコンパクトさと耐荷重20kgの収納力。様々なデザイナーとのコラボにより豊富な柄を揃え、新柄を楽しみにしているリピーターも多いという。今展では、スペイン人グラフィックデザイナーのAlex Trochut氏による世界都市名をデザインした柄やトラベルシリーズを展示する。今後は卸の他に企業とコラボしたオリジナルバッグも提案していく。


松野屋

松野屋ギフト・ショー|東5T40-51

ヘビーデューティーな暮らしの道具

松野屋(中央区日本橋、松野弘社長)は、鞄ブランドであるスレッドラインや荒物雑貨を展示する。スレッドラインは、自社で企画・デザインし国内で製造している。帆布素材に一つひとつ手作りで作っており20年以上続いているシリーズだ。
荒物雑貨は、やかんやほうき、食器など日常生活に溶け込む民衆的手工業品として提案する。「なるべく自然素材で丈夫で長く使え、経年変化を楽しめる暮らしの道具を作っていきたい」と同社。ターゲットは決めておらず、幅広い年齢層から支持されている。
その他、旭川産のタモ材スツールも展示する。


砂山靴下

砂山靴下LIFE×DESIGN|東2Q-35

絹製品を通して思いを伝える

砂山靴下(葛飾区奥戸、砂山直樹社長)は、絹をメインに使ったファブリックブランド「コクーンフィット」を提案する。靴下メーカーが提案する「包み込む優しさ」をテーマに靴下だけでなく、肌着やタオル、ナイトウェアなどを揃える。健康や美容に良いとされる絹素材と普遍的なデザインは子供や若い女性、お年寄りなど3世代で使うことを想定して開発された。昨年に同ブランド10周年を迎え、開発当時のコンセプトに立ち返りカタログを刷新した。“やすらぎ”や“つながり”など絹製品によってもたらされるソフト面の充実を図り快適なライフスタイルを提案していく。


スケーター

スケーターギフト・ショー|東6Q-14

カフェにいるようなランチグッズ

スケーター(奈良県奈良市、鴻池良一社長)はベビー、行楽向けのキッチングッズを展示する。なかでも、昨年から好評のブルックリン、レトロフレンチカラーシリーズに力を入れている。ブルックリンシリーズは、レトロ調の色合いとフォントを使っている。カフェで使っているようなキッチングッズを連想させる。弁当箱からマグカップ、トートバッグなどを揃える。レトロフレンチは、ありそうでなかったカラーをベースにシンプルなランチグッズなど。今後は業務用のキッチングッズなども提案していく。


キューブ

キューブギフト・ショー|東8T71-16

空間を引き立てる主照明

キューブ(さいたま市岩槻区、原信治郎社長)は、個性的な照明で空間を引き立てる。20歳代〜40歳代をターゲットにリモコン機能や調光などの機能面はもちろん、照明によって様々な空間を構成できる。木材、ガラス、ファブリックなど多様な素材を活用した照明やシャンデリアなど存在感のある飾る照明を提案していく。卸以外にも、商業施設やOEMなどにオーダー対応したい、と同社。


ペガサスキャンドル

ペガサスキャンドル西2-T24-04・06・08・10

手軽に作れるクラフトキャンドル

ペガサスキャンドル(岡山県倉敷市、井上隆夫社長)は、クラフトキャンドルを展示する。ブライダル用やインテリア、雑貨向けのキャンドルなど幅広いキャンドルを製造しているが、近年人気が高まっている自分で作るキャンドルを中心にアピールしたい考えだ。クラフトキャンドルは、専用のシートで自分好みの絵やデザインをカットし付属のキャンドルに貼り合わせて完成する。火を使わずに、女性でも手軽に作れることから、結婚式を控えた女性やギフト向けの需要を見込んでいる。


この記事は紙面の一部を抜粋しています

第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2017 LIFE×DESIGN|(株)ビジネスガイド社

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