ユナイテッドパシフィックス(東京都渋谷区、石川容平代表)が運営する家具店「PACIFIC FURNITURE SERVICE(パシフィックファニチャーサービス、P.F.S.)」は2025年8月22日、組み合わせ自由な木製ウォールシェルフ「System Wall Shelf(システム・ウォール・シェルフ)」を店頭限定で発売した。金属製の可動棚は市場に多い一方、木製で長く使える現行品が乏しく、ビンテージはパーツ調達や修理の難しさがネックになっていた。こうした課題に対し、同社は現行生産で拡張・修理が可能な“続いていく規格”として新作を位置づける。
新製品は縦フレームと棚板、キャビネット類を基本ユニットとし、1スパンから2、3スパンへと段階的に拡張できるモジュラー構成が特徴。使い手の生活導線や収納量の変化に合わせて、後年の追加・減設やレイアウト変更が前提設計となっている。設置は壁付けのほか、フリースタンディングのパーティションとしても機能し、リビングのゾーニングやワークスペースの間仕切りなど、住空間・店舗双方の現場に対応する。棚板やキャビネットの仕様は店頭で確認しながら選定できるため、木目の表情や質感、空間への馴染みを確かめた上で導入判断が可能だ。
P.F.S.は創業以来、米国ミッドセンチュリーの実用家具に学びつつ、日本の暮らしに適合する堅牢な規格と補修性を重視してきた。「System Wall Shelf」もその延長線上にあり、ライフステージの移行に合わせて構成を更新しながら使い続け、次世代へ引き継ぐことを前提にする。同社は「買って終わり」ではなく、長期運用で価値が増すプロダクトサイクルを提案しており、ビンテージの“雰囲気”と現行品の“保守性”を両立させた点が市場での差別化要素になる。
販売はP.F.S.店舗限定(恵比寿SHOPほか)で開始。詳細な組み合わせ例や導入事例は店頭および同社の特設ページで案内しており、導入前のプランニング相談にも応じる。