【取材】発表会レポート:WOOD YOU LIKE COMPANY 新プロジェクト「CO-CRAFT」新作展を開催

無垢材家具と空間造作を手掛けるウッドユウライクカンパニー(東京都渋谷区、内倉潤代表、石川俊祐代表)は、社内の職人と建築家・デザイナーが協業し、家具や空間を共作する新プロジェクト「CO-CRAFT(コ・クラフト)」をローンチした。第1弾として、デザイナー大城健作氏による「TSUKI」と、鈴木元氏による「MIO」の新作2コレクションを発表。WOOD YOU LIKE COMPANY CO-CRAFT Exhibitionとして、WOOD YOU LIKE COMPANY表参道ショップで2026年1月17日(土)から2月1日(日)までエキシビションを開き、新作展示と合わせて、つくる現場の視点を来場者に提示した。

展示会場では、CO-CRAFTに携わる職人を「CO-CRAFTSMAN(コ・クラフツマン)」と位置づけ、デザイナーからのスケッチ、モックアップ、製作道具、部材などを並べ、つくり手の思考や人柄が伝わるインスタレーションを構成した。

TSUKI CHAIR

展示会場入口にはTSUKI CHAIR(ツキチェア)が展示された。座面が半月を描くかのような造形を持っていることから命名。ウォルナットの色合いと木目の表情がはっきり見える、ナチュラル感の強い椅子で、厚みのある無垢材を多用し、木の存在感と生活の動きに沿う造形を両立させたコレクションだ。
TSUKIシリーズではソファも発表し、ツキチェアの奥に展示された。ツキソファは、背丈の低い奥行のあるソファ。やはり座面の下部は三日月のような形状となっている。製品価格(いずれも税込)は「TSUKI CHAIR」がオーク仕様で15万7300円、ウォルナット仕様で17万8200円。「TSUKI SOFA」がオーク仕様で 136万2900円、ウォルナット仕様で146万4100円。

MIO CHAIR

ツキチェアの隣には、飴色のチェリー材でつくられたMIO CHAIR(ミオチェア)も展示された。ひじ掛けから束にかけてのなめらかな曲線が象徴的な製品だ。束も脚部も、座面の構造体の一部のように接続されている。製作には幾多の工夫と試行錯誤が伴い、4度の試作を経て発表に至った。「MIO TABLE(ミオテーブル)」は天板やエッジ周りの見え方を細部で調整し、手触りと安定感にも配慮した。「MIO CHAIR」は25万5200円~38万7200円、「MIO TABLE」は42万1300円~59万9500円。

コントラクト案件の実績紹介

同社はこれまでBtoC向けの直販を中心に展開してきた。近年ではコクヨのYOHAK_DESIGN STUDIOとともに行った、オフィスのコントラクト案件や、リノベーション案件に高級な木質空間を提案し付加価値提案を図るなど、事業拡大もめざましい。ダイニングテーブルとチェアを検討する際、適切なテーブルの高さや差尺を計算してひとつひとつ製造するといった技術力を持ち合わせており、非住宅領域の造作やコントラクト案件の拡大にも意欲を示している。