アンビエンテック(神奈川県横浜市)は、ミラノサローネ/エウロルーチェ2025で発表した新作ポータブル照明「Vosco(ヴォスコ)」を、2026年3月19日から直営店Ambientec Galleryで順次発売する。手に持って動かす「Mobility」を核に、暮らしの中で実用性の高い灯りを目指した新機種だ。

Voscoは光の質に踏み込み、今回新たに開発したフレネルレンズで、やわらかく均一な光をうたう。ガラスや光沢のある石の上に置いてもLED特有の粒を見えにくくし、眩しさを抑えた自然な表情に寄せたという。調光はタッチ操作で4段階、色温度は1700~2400Kで、蝋燭の炎に近い温かみから、食事や読書を想定した明るさまでをカバーする。フル充電で最長180時間の連続点灯を掲げ、充電は専用充電台とUSB Type-Cに対応する。

設計面では「長く使える」ことを前面に出す。木に負担をかけない内部構造を採用し、パーツ単位で修理や交換が可能な設計とした。中心の木部は大・中・小の3サイズを切り替えられ、材はメープルとウォルナットの2種を用意する。使い続ける中で木部を交換できる仕様で、暮らしの変化に寄り添う道具としての継続使用を狙う。価格はSが6万6000円、Mが6万8200円、Lが7万400円(税込)だ。
素材調達では、従来は家具づくりで活用されにくかった節や曲がり、虫喰いなどの「自然痕」を積極的に使う考え方を示した。里山の資源を暮らしの中に取り戻すという文脈で、素材の個性を欠点ではなく表情として扱う姿勢を明確にしている。
発売に合わせ、Ambientec Gallery Tokyo(東京都港区六本木、AXISビル2F)では記念イベント「Synesthesia #02(共感覚 #02)」を2026年3月19日から4月5日まで開催する。灯りに加え、アルゼンチン発のペルフーメラボラトリー「FUEGUIA 1833」の香りや、Dawn of Midi、Kali Maloneなどの音楽と組み合わせ、Voscoの世界観を体験型で提示する構成だ。

評価面では、2025年11月にADA(Archiproducts Design Awards 2025)照明部門で受賞し、2026年3月にはiF Design Awardも受賞した。さらに同日程で、Karimoku Commons Tokyo(西麻布)でも3月19日から5月中旬頃まで、カリモク家具の居住空間の中でVoscoをスタイリング展示する。
