カッシーナ・イクスシー(東京都港区、アレッシオ・ジャコメル社長)は、2025年7月24日より青山本店において、イタリアのモダンファニチャーブランド「Alias(アリアス)」の新作コレクションを展示発表する。
今回披露されるのは、ミラノ・サローネ2024で注目を集めた3つの新作「NASTRO(ナストロ)」「LIRA(リラ)」「TIME(タイム)」で、いずれも現代のライフスタイルや多様な空間に調和する高い機能性と美意識を兼ね備えたプロダクトとなっている。

ノルウェー出身のデザイナー、ダニエル・リーバッケン氏が手がけた「NASTRO」テーブルは、手動による直感的な昇降機構を備え、4つの滑車とベルト、伸縮式の脚部で構成されるメカニズムは電源を必要とせず、スムーズかつ静かな動作で高さを自由に調整できる。構造体の内側には色彩のアクセントが施され、昇降時にはさりげなく表情を変える。機能だけでなく、住宅やオフィスなどどのような空間にもなじむ、佇まいの美しさを追求している点も高く評価されている。価格は121万円(税込)から。

同じくリーバッケン氏がデザインした「LIRA」チェアは、アッシュ材と細身のスティール脚部を組み合わせ、背もたれの湾曲が特徴的なミニマルデザイン。構造美とスタッキング可能な実用性を両立し、飲食店から公共空間まで幅広いシーンで活用が見込まれる。側面からのシルエットが旧イタリア通貨リラの記号(₤)を彷彿とさせることから、その名がつけられた。販売価格は22万円(税込)から。

さらに、アルフレッド・ヘーバリ氏による「TIME」コレクションは、一枚のフラットな素材を三次元的に成形し、包み込まれるような座り心地を実現したシリーズ。チェア、ラウンジチェア、スツールなどのバリエーションで構成され、50%以上がリサイクル由来のABS素材を使用するなど、サステナビリティにも配慮されている。スティールの脚部と調和する流麗なフォルムは、住空間のみならず、商業施設などの大型案件にも対応可能な汎用性を備える。価格帯は13万2000円(税込)から。






