アルフレックスジャパン ロングセラー「マレンコ」に洗えるニットカバー登場 サステナビリティと快適性を両立した新仕様

アルフレックスジャパン(東京都渋谷区、保科卓社長)は、同社の代表的なロングセラーソファ「MARENCO(マレンコ)」に新仕様として、自宅で洗えるウォッシャブルニットカバーを追加し、2025年7月17日より販売を開始した。再生ポリエステル100%を用いた環境配慮型素材を採用しながら、家庭用洗濯機での洗濯にも対応する利便性の高さが特徴だ。

1971年の発売以来、50年以上にわたり日本のモダンリビングを彩ってきたマレンコは、そのタイムレスなデザインと快適な座り心地で多くのユーザーから支持を集めてきた。今回の新仕様は、暮らしの清潔性やメンテナンス性をさらに向上させるものであり、家具に対する長期的な愛着を尊重するアルフレックスジャパンの理念に基づくものだ。同社は創業当初よりソファやチェアにおいてカバー交換を可能にする「カバーリングシステム」を導入し、メンテナンスのしやすさと長寿命を両立する製品設計を推進してきた。

今回採用されたウォッシャブルニットカバーには、衣服を一着分の糸のみで立体的に編み上げる「ホールガーメント®」製法を用いており、縫い目のない滑らかな仕上がりが特徴だ。マレンコの独特な曲線フォルムに自然にフィットし、着脱もスムーズに行える。また、ニットならではの柔らかな触感とさらりとした質感は、日常使いにおける快適性をさらに高めている。

素材には、回収されたペットボトルなどを再資源化した再生ポリエステル糸「ECOVO」を使用。カバーはネイビー、レッド、ベージュの3色展開で、それぞれ異なる3種の糸を撚り合わせた杢糸により、奥行きのある色味を表現している。細部にはゴム糸によるカラーアクセントも施され、見えない部分にまでデザイン性が配慮されている。

また、ソファ本体にも環境への配慮がなされており、内部構造には植物由来のひまし油を一部原料とするBIOモールドウレタンを採用。現在の植物由来原料の比率は15%だが、今後さらに高めるべく研究開発を続ける方針だ。

販売価格は、1人掛けで147,400円(カバーのみ)/460,900円(本体込み)、2人掛けで233,200円/750,200円、3人掛けで319,000円/1,041,700円、オットマンで49,500円/168,300円(いずれも税込)。いずれの仕様も、張り替えやパーツ交換がしやすく設計されており、世代を超えて長く使い続けることを前提とした設計思想が貫かれている。