Molteni&C(モルテーニ)、RODA(ロダ)、Riva 1920(リーヴァ)がミラノサローネで新製品発表 

アルフレックスジャパン(東京都渋谷区、保科卓社長)が取り扱うイタリアの3ブランド、Molteni&C(モルテーニ)、RODA(ロダ)、Riva 1920(リーヴァ)がミラノサローネ2024で新製品の発表を行った。

モルテーニは、1930年代にミラノで活躍した建築家ピエロ・ポルタルッピが1930年代前半にデザインしたミラノ市内の個人邸ヴィラ・ネッキ にインスピレーションを受けた会場デザインで、新製品・バージョンアップを含めた16製品とアウトドア6製品を発表した。デザイナーは、クリエイティブディレクターのヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン氏らを起用。また、ジオ・ポンティ氏デザインの2製品を復刻発表した。

サステナブルな取り組みでは、ソファLUCIOのシートに採用した Polimex®は、50%再生素材かつ100%再生可能素材。新革(アヴォタン仕上げ)イタリアのオリーブオイル生産者から出される廃棄オリーブオイルを使用した、サステナブルなベジタブルなめし革を採用した。


ロダは、今年はメインデザイナーであったロドルフォ・ドルドーニ氏によるソファ「PHILIA(フィリア)」を鮮やかな色味の新生地で披露した。また、同ヴァレーゼのファッションブランド「MISSONI」とのコラボレーションによる特別生地も発表。そのほか、初のコラボレーションとなるミケーレ・デルッキ氏によるテーブル&チェア「TESEO(テセオ)」を発表した。

サステナブルな取り組みでは、会場構成に使用した建材は全て昨年のものを活用することで廃棄のない会場づくりを行った。また、ロダは従来よりFSC® 認定のチーク材、GREENGUARD GOLD認定の他、再生素材のベルト、コード、ファブリックを積極的に採用している。


リーヴァは、シダー材を使用したインドア・アウトドアコレクションをはじめ、希少なカウリ材を用いたリビングテーブルの他、リーヴァならではの多彩な木質と脚部デザインのテーブルや、ミラノ拠点のデザイナーである伊藤と氏と伊藤志信氏によるシダー材のオブジェアニマルコレクション、100%天然コルクのアモリム コルク イタリアとのコラボレーション製品などを発表した。

サステナブルな取り組みとしては、会場は昨年同様にフィエラ会場別棟の建物にすることで、建材の廃棄のない会場づくりにした。また、リーヴァが取り扱うすべての製品は自然倒木や計画伐採等の環境に配慮された木材を使用している。