【ニュースリリース】友安製作所 iOS版公式アプリを公開 ECとカフェ横断の共通ポイントでOMO基盤を本格稼働

友安製作所(大阪府八尾市、友安啓則社長)は2025年11月12日、同社初の統合モバイルプラットフォームとなる「友安製作所公式アプリ」のiOS版をリリースした。オンラインストアと全国の直営カフェを共通IDで束ね、購買・来店の双方で“1ポイント=1円”の共通ポイントを付与・利用できる。アプリ限定クーポンやハウツー記事、商品・新店情報の配信も備え、分散していた顧客接点を一つに集約する狙いだ(実店舗でのポイント利用は100ポイント単位、iOS 15.0以上対応。Android版は今後提供予定)。

同社は「Add Colors to Everyone’s Life.―世界中の人々の人生に彩りを」を掲げ、EC、直営カフェ、リノベーション、レンタルスペース予約、メディア運営など多角展開を続けてきた。アプリはそれらを横断する共通会員証として機能し、直営4店舗のカフェ来店でもオンライン購入でも同じIDでポイントを貯めて使える。会員ランク制により還元率を段階的に高め、アプリ内のセール告知やポイントアップ企画と連動させて再訪・再購買を促進する。

提供機能は、共通ポイント、会員証バーコード表示、EC直結の買い物動線、カフェ等で使えるアプリ限定クーポン、DIYのハウツーやインテリア実例・新商品情報の閲覧など。生活提案コンテンツで関心を喚起し、そのままECや実店舗の購買に滑らかにつなぐ構成とした。運用面ではプッシュ通知やクーポン配布を通じて、季節商材・キャンペーンと来店導線を結ぶ取り組みを強化する。

業界的には、家具・DIY領域で進むOMO(Online Merges with Offline)の潮流に沿い、同社がファーストパーティIDと共通ポイントを基盤にCRMを高度化する第一歩と位置づけられる。ID統合によりEC購買とカフェ来店の行動データを一元で把握できるため、店頭限定の体験価値(ワークショップ、季節メニュー等)とオンライン販促の連携が取りやすくなる。生活提案系コンテンツを核にした“読み物から買い物へ”の導線づくりは、価格競争に陥りにくい差別化施策としても有効だ。

一方で、初期はiOS先行のため、Androidユーザーをどう早期に取り込むかが普及のカギとなる。実店舗でのポイント利用が100ポイント単位である点や、カフェ・EC間の在庫/プロモ連携の細やかさは運用での磨き込みが問われる。個人情報の安全管理や、プライバシー配慮した行動分析の設計も引き続き重要だ。