ランエン(川崎市麻生区、小里仙哉代表)は2025年12月3日、日本製へと仕様を刷新した空気循環マットレス「TECOREA(テコリア)」の販売を開始した。販売チャネルはAmazonのほか、東京ショールームでの取り扱いからスタートし、順次家電量販店での店頭展示へと広げていく。
同社は従来から、マットレス内部に空気を循環させる独自構造を持つ「テコリア」を展開してきたが、新モデルでは製造を国内工場に移管し、品質管理体制の強化と安定した供給体制の構築を図った。外観デザインや基本コンセプトは踏襲しつつ、張地や中材の見直しにより、“日本製スリープテック”としての訴求を強める。
テコリアの中核となるのが、特許技術「多機能循環機」を内蔵した空気循環システムである。マットレス内部に風を送り込むことで、寝床内環境(掛け布団と敷き寝具の間にできる空間の温度・湿度)をコントロールし、快適とされる温度33±1℃、湿度50±5%前後に近づけることを目指す。内部構造は密度の異なるウレタンフォームの2層構造とし、クッション性と通気性の両立を図った。
新モデルでは、張地に空気循環性能を損なわない高級感のある生地を採用。中綿には抗菌防臭繊維を用い、底面には通気性の高いダブルラッセルメッシュを配置するなど、衛生面と耐久性を意識した仕様とした。カラーは落ち着いたトーンとし、既存寝具やインテリアに馴染みやすい外観とした。
機能面では、季節や用途に応じて選べる3つのモードを搭載する。冬場には20〜37℃の温風をマットレス内に送り込む「温風モード」で足元から温め、夏場や梅雨時には「送風モード」で体と寝具の接触面のムレを軽減する。また「布団乾燥・ダニ対策モード」では、約50℃の高温風をマットレス内に循環させることで、天日干しに近い乾燥効果とダニ・カビ対策を狙う。いずれも付属リモコンで操作できる。
テコリアは厚さ6cmの薄型マットレスとして設計されており、現在使用中のマットレスや敷き布団の上に重ねて使用する前提だ。寝具本体を買い替えることなく、空気循環機能を追加できる点を前面に出す。
メーカー希望小売価格(税込)は、シングル(97×195×6cm)が108,900円、セミダブル(120×195×6cm)が126,500円、ダブル(140×195×6cm)が143,000円、クイーン(160×195×6cm)が176,000円。東京・東池袋のショールームでは予約制で体験も受け付ける。
同社は、睡眠関連の企業連携コミュニティ「Sleep Network Hub ZAKONE」に加盟しており、異業種・研究機関との共創を通じて睡眠課題の解決を図る姿勢を打ち出している。テコリアについても、「全国の睡眠に悩みを抱える層への浸透を使命と位置づける」(同社)としており、家電量販店チャネルでの展開強化とパートナーとの協業により、空気循環型マットレスという新カテゴリーの定着を目指す考えだ。