【JFS2025開催事前特集(3)】カリモク家具 KA sofa」実機展示 工房発の張り技術と素材美を訴求

カリモク家具(愛知県東浦町、加藤正俊社長)は、同社の歴史とものづくり力を象徴する2軸の展示を展開する。ひとつは、「KUNST(クンスト)」シリーズからアームチェアを出展し、先端意匠と高度技術の掛け合わせをアピール。もうひとつは、ブランドの原点ともいうべき「カリモク60」アーカイブ展を実施し、長年愛されてきた家具の系譜とブランドストーリーを可視化する。

「KUNST」は、デンマーク語で「美術」「アート」を意味し、カリモクの工芸技術を背景に革新的なデザインを追求してきたシリーズ。2020年グッドデザイン賞を受賞したこのシリーズのアームチェアを、JFSメイン会場・東京ミッドタウン・ガーデンに展示。素材と構造の研ぎ澄まされた対話を通し、カリモクが培ってきた技術力を訴求する。

一方、自由が丘のオフィシャルショップ「カリモク60自由が丘店」では、11月1日〜9日の期間中、「カリモク60アーカイブ展」を実施。代表モデル「Kチェア」の前身仕様や旧仕様品を含む展示により、変遷をたどるビジュアル展示を目立たせる。長寿命・普遍性を掲げる同社のブランド性を、消費者層にも直接感じてもらう意図だ。