ニトリ(札幌市北区、似鳥昭雄社長)は、天然木の表情を生かした家具シリーズ「NATURAL SIGNATUREⓇ」を拡充し、9月下旬からニトリネットで新作の販売を始めた。素材はラバーウッドを中心に据え、節や木目の個体差、経年変化を住空間の魅力として提案する。ラインアップはリビング・ダイニングを横断し、価格は量販レンジに抑えた。
リビングでは、シリーズの特徴である木部の温かみを前面に出したソファを追加した。二人掛け・一人掛け・コーナー・オットマンを組み合わせて間取りに合わせられる構成とし、家族構成の変化にも対応する。具体商品として、センターテーブル一体型の「天然木2Pソファ(コーヒーテーブル付き)」を49,990円(約幅160×奥行77.9×高さ87.5cm)で用意。肘付き二人掛けは29,990円(約幅128.5×奥行69.4×高さ80.1cm)とし、シリーズ内での選択肢を広げた。加えて、価格を抑えたカジュアル系のソファも同時投入し、初めての買い替え層に届く価格帯を整えた。
ダイニングは、テーブルとチェアの5点セット(54,950円/テーブル約幅120×奥行70×高さ75.3cm、チェア4脚)と、テーブル・チェア・ベンチの4点セット(44,960円)を新規投入。ラバーウッドの質感をそのまま楽しめる設計で、導入時の総額を明確にし、買いやすさを打ち出す。ペットと一緒に使えるスツール(11,990円/約幅36×奥行36×高さ47cm)も加え、ダイニングやリビングでの着座位置を柔軟に増やせるようにした。
同シリーズは「空間に溶け込むシンプルな意匠」を掲げ、塗装や木取りを抑制した統一感のある見え方にまとめている。個体ごとの差異をあえて許容し、長く使うほどに色味が深まる天然木の変化を生活価値として伝える構成だ。ニトリネットでは特集ページを開設し、ソファの組み合わせ例、ダイニング天板サイズ、木目の個体差の参考写真など、選定時に必要な情報をまとめて閲覧できるようにした。





