テンピュール・シーリー・ジャパン(兵庫県神戸市)は2026年2月17日、余分な熱を逃がして深部体温のコントロールを支えるマットレス「テンピュール® スマートクール」の新製品を、2026年4月から発売すると発表した。既存のスマートクールを上位帯へ広げ、「プロ リュクス」タイプにもラインアップを拡充する。あわせて、AI搭載ベッドフレーム「エルゴ スマート」の最上位モデル「テンピュール® エルゴ プロ スマート」を、2026年秋に発売する計画を示した。
同社は商品開発の背景として、日本で深刻化する「暑さ」による睡眠負債を挙げる。人が眠りにつく際には深部体温(身体内部の温度)を下げることが重要で、夜間に手足など末端から熱を放出して体内の熱を逃がす仕組みが働く。スマートクールは、この深部体温低下を支える技術として「スマートクールテクノロジー」を採用する。マットレス表面の「スマートクールカバー」に熱伝導率の高い機能糸を用い、就寝後も継続的に熱を逃がすことで快適性を持続させる点を特徴とする。触れた瞬間だけ冷たさを感じやすい一般的な接触冷感素材との差別化として、“持続的に放熱する”機能設計を前面に出した。
また同社は、スマートクールマットレスに横になると通常品より皮膚温が若干下がる試験結果が得られたとして、寝床にこもる熱を逃がし、夏の寝苦しさや暑がりの生活者でも一年を通じて快適に使えると訴求する。汗や暑さによる不快感が中途覚醒につながる点を捉え、放熱の持続性が中途覚醒の低減に寄与すると位置付けた。さらに、余分な熱を分散させる設計は季節を問わず睡眠の質向上に役立つとし、冷え性の人にも配慮した。
製品仕様では、取り外し可能な「クイックリフレッシュカバー」を採用し、スマートクールは60℃で洗濯可能、クールキルト仕様は40℃で洗濯可能とした。高耐久性や形状保持性、速乾性などを掲げるポリエステル長繊維糸の使用や、エコテックス® クラス1認証の取得も示し、安全性と衛生面の訴求を組み込む。素材面では「テンピュール® アドバンスト素材」を採用し、体圧分散性が20%向上したとしている。
サステナビリティ面では、ベースカバーにモノテキスタイル(単一素材)を用いてリサイクル性を高め、側面生地に再生ポリエステル22%、底面生地に100%使用すると説明。エコテックス® メイドイン グリーン認証の取得やケミカルフリー素材の使用も掲げた。
商品ラインアップは、最上位モデルとして厚み32センチの「テンピュール® プロ リュクス クールキルト」(本体価格495,000円~627,000円、SD/D/Q)を提示する。厚み30センチの上位モデル「テンピュール® プロ リュクス スマートクール」は本体価格319,000円~506,000円(S/SD/D/Q)で、かたさは「ふつう」「ややかため」を用意。厚み25センチの「テンピュール® プロ プラス スマートクール」は本体価格286,000円~440,000円(S/SD/D/Q)で、「やわらかめ」から「かため」まで4段階のかたさを揃え、選択幅を広げた。
同時に、AI搭載ベッドフレームの最上位モデル「テンピュール® エルゴ プロ スマート」(2026年秋頃発売予定、本体価格473,000円~517,000円、S/SD/D、カラーはチャコールグレー)を投入する。従来の「いびきを感知して頭部側が自動上昇する」機能に加え、リラクゼーション機能を強化した点が売りとなる。新たに「SoundScape® モード」を搭載し、マットレスを通じて音が響く没入体験を提案するほか、瞑想・安眠アプリ「Calm」と提携し自然音を選べる仕組みを用意した。さらに「Wave Form™ バイブレーション」として振動周波数や時間、姿勢を選べるリラクゼーションプログラムを備え、「Wind Down® プログラム」ではリクライニングと振動を組み合わせた入眠プログラムをプリセットで提供するとしている。使用には専用アプリをダウンロードしたスマートフォンまたはタブレットが必要となる。
