【ニュースリリース】家具の八木沢 いばらきデザインセレクション2025で2製品選定 県産ヒノキ活用と地域循環を評価

家具の八木沢(茨城県水戸市、八木沢章代表)は2026年3月4日、茨城県主催の「いばらきデザインセレクション2025」で、同社の「ヒノキのSUPER OVAL BOX」と「Botanical chair」の2製品が選定されたと発表した。いばらきデザインセレクションは、優れたデザインの選定を通じて地域イメージを高め、産業振興につなげることを目的とする取り組みで、同社は県産ヒノキの価値を伝える丁寧なものづくりが評価されたとしている。

選定品の「ヒノキのSUPER OVAL BOX」は、シェーカーの簡素さと有用性の美を起点に、日本の美意識と北欧カルチャーを重ね合わせて現代の暮らしに合わせた形へ再構築したという。茨城県産ヒノキを用い、地産地消の体制で環境負荷の抑制も意識した。寸法設計には白銀比を取り入れ、浮造り加工で視覚と触感の両面から素材感を引き出した点が特徴である。評価コメントでは、継ぎ目の意匠や3色(木地色、黒、白)の発色、仕上げによる触感へのこだわりなど、細部の完成度が言及された。

「Botanical chair」は、県産ヒノキを使い、地域の林業や経済への貢献も視野に企画したモデルとして位置付ける。2025年11月にリニューアルオープンした植物園「THE BOTANICAL RESORT RINNE」内レストランで採用された椅子で、直材中心のシンプルな構造に、継手のカーブで柔らかな表情を加えた。県産材を県内で加工・製造し、県内施設で使用する循環の形は、環境負荷の低減と地域活性化の両面で価値を生むとしている。評価コメントでは、植物園レストランという使用場面への適合性に加え、県内での産業循環の好事例である点、背もたれ形状が荷物掛けとしても使える点などが示された。