ナガノインテリア工業(福岡県朝倉市、永野貴啓社長)は、2026年4月に開催されるミラノサローネ国際家具見本市で、素材・快適性・クラフツマンシップの関係性を探る新作シリーズを発表する。出展は3年目で、会場はHall 14のStand E40、会期は2026年4月21日から4月26日まで。
同社が掲げる今期の中心は、ラグジュアリーライン「asakura」だ。日本の美意識「和」の哲学を手がかりに、軽やかな木構造と、厚みのあるクッションボリュームの対話で造形を組み立てるという。2026年はこの造形を刷新し、素材の表情と仕上げをさらに掘り下げる。主材には九州で育つクス(楠)を採り、朝倉市秋月の情景に由来する2つの色彩「黒門(Kuromon)」「朧月(Oborozuki)」を設定して、陰影と光のニュアンスを木肌に重ねる構成とした。
張地では、日本の伝統織物「小倉織」を新たに採用する。縦糸を多く用いる高密度の織りによって、光と影の濃淡が縞として現れる点を特徴に挙げ、象徴的プロダクトのスツール「コッペ(Coupé)」で新仕様を提案する。コントラストを効かせた張地で、従来のカジュアルな印象から、より引き締まった佇まいへ振ったとしている。
会場ではこのほか、2025年に発表したジョヴァンニ・レヴァンティ氏によるライブラリー「カステッロ(Castello)」も展示する。折りたたみ可能なオーク材モジュールで構成し、単体使用に加えてスタッキングや横連結、ミラー配置など、空間の中心にも置けるシステム家具として紹介する。さらに新作として、アームチェア「エアリス(Aeris)」とソファ「コクーン(Cocoon)」を追加する。エアリスはレザーで覆ったハーフアームを備え、テーブル天板に掛けられる機能で日常の空間管理にも目配りした。コクーンは包み込む座り心地を核に、細身の木フレームと柔らかな張り込みの均衡で“くつろぎの場”を再解釈する。





