リアル・スタイル(名古屋市)は2026年4月21日~26日、ミラノデザインウィーク2026に出展する。会場はトルトーナ地区のSuperstudio Più(Via Tortona 27)で、DESIGN ASSOCIATION NPOのブース内に展示を構える。2026年4月20日はプレスデーとして、会期に先立ち関係者向けの公開も予定する。
展示テーマは「Earthbound Emotion(地球とつなぐ、こころの椅子)」だ。環境への配慮と日本のクラフトマンシップを重ね合わせた特別仕様として、椅子5作品を制作し披露する。フレームには国産サクラ材を採用し、きめ細かな木肌と柔らかな光沢を生かして造形美と触感を引き上げる。張地は、フィルム屑をリサイクルした再生ポリエステルなどを用いるウルトラスエード®HPと組み合わせ、質感の豊かさと資源循環への意識を同時に示す構成だ。
出展作は“FUGA”“Cochi”“JK Thin”“VITA”“VISKIO”の5脚。

川上元美氏デザインのFUGAは繊細な曲線と柔らかな背座で、クラシカルな気品と軽やかさを両立した表現を狙う。

同じく川上氏デザインのCochiは無垢材の温もりと軽快なフォルムを軸に、掛け心地の良さと真鍮パーツのアクセントで上質さを際立たせる。

JK Thin Chairはコシノジュンコ氏との協業作で、要素を削ぎ落としたアイアンフレームの緊張感と座り心地を併置する。

村澤一晃氏デザインのVITAは無垢材フレームの軽やかなラインで普遍性を志向。

藤森泰司氏デザインのVISKIOはルーズなクッションと幅広肘を備えたラウンジチェアとして、くつろぎの時間を支える実用性を前に出す。
本出展は、DESIGN ASSOCIATION NPOが進める「One Earth こころの家」展示プロジェクトとも接続する。伊東豊雄氏がディレクターを務め、日本と欧州の大学が関わる国際子ども建築ワークショップの成果をミラノで発信する枠組みで、リアル・スタイルはその場に椅子という生活の道具を持ち込み、「環境」と「感情」を両立させる日本発の提案を重ねる。素材から仕立て、触感までを含めて価値を語る展示になりそうだ。






