
出展企業のうち半数が新規、3会場で開催
ベトナムの国際家具展であるHAWAEXPO2024が、来年3月6日から9日にかけての4日間、サイゴンエキシビションコンベンションセンター(SECC)をメイン会場として開催を予定している。
主催はVIFOREST FAIR社で、同社は展示会実行委員会を構成するViforest、HAWA、BIFA、DOWA、Binh Dinhの5団体により共同で設立された。
ベトナムは世界第6位の家具輸出国に位置づけられ、2023年時点で同国には5000社以上の家具関連企業が存在する。主な輸出先である欧米の不況の影響で苦戦が続く同国の家具産業は、展示会を通じて品質、顧客の個別対応力、そしてコスト面などのポテンシャルを内外に示しててこ入れを図りたい狙いだ。

同展では国内外から700もの出展企業が集結、このうち約半数が新規出展だという。今回はメイン会場であるSECCに加え、他に2会場を用意。3会場で合計56,000平米の展示エリアを用意し、来場目標数は3万人を目指すとした。
コンセプト毎に3つの会場に分けて開催
今回展の最大の特長は、テーマ毎に3つの会場に分けて開催される点。メイン会場のSECCを「コネクトホール」とし、ここには全体の3分の2にあたる2,000ブースが集結。
「クリエイトホール」は同じホーチミン市のホワイトパレスに設けられる。メイン会場から車で40分程度の場所に位置する。ここではスタートアップ企業を中心に集め、また空間デザインをテーマとした展示が行われる予定。
「クラフトホール」は少し離れたBinh Duong省のワールドトレードセンターが会場。同地域は家具製造工場が集結しているため、主に工場見学の紹介やツアー受付をコンセプトとする予定だ。なお、メイン会場のコネクトホール以外の会期は、3月7日から9日までの3日間となる。
会期中はシャトルバスを運行し、来場者の会場間移動の簡便化も図られる。