エコーネス 新作展示会開催 新製品「Stressless® Stella(ステラ)」「Stressless® BASIL(バジル)」 や「Stressless® Reno(レノ)」の改良モデルを発表 -Ekornes-

Stressless®ブランドを展開するエコーネス(東京都中央区、大山賢治社長)は、6月28日(水)~30日金)にかけて、同社の「ストレスレス®ショールーム東京」において新作展示会を開催した。

新作の「Stella(ステラ」

今回発表された新作の一つは、ロッキング機能付きのユニットソファ「Stressless® Stella(ステラ)」。1シーターのロングシートタイプおよび2シーターのロングシートタイプの2種が発表された。同社によると、8月末を目途に在庫展開を行う予定だ。

昨今多くのメーカーがソファの製品展開を繰り広げているが、これまで同社ではソファについて、特注での対応を行っていた。「ステラ」はモールドウレタンを使用し、ゆりかごのようなリラクゼーションを体感できる点を特長としながら、価格帯を100万円以下に設定。1人掛けロングシートタイプは税込83万6000円とし、100万円以下でロッキング機能付きである点を同社は訴求する。コンパクトにまとめた状態から組立が可能な設計とすることで、搬入をスムーズに行うことが可能だ。

同社はソファとリクライナーを組み合わせるなど、他社と差別化しながら競争できる提案を図るとしている。

なおソファのオプションとして、オットマンとヘッドレストも在庫モデルを取り揃えるほか、受注生産品ではオットマンテーブルもラインナップに加えている。100万円以上の価格帯のソファを求めているような層にも、様々な機能およびリクライナーとの組み合わせで訴求していきたいと同社。


もう一点、ラインナップに追加された新アイテムが、洗えるファブリックのダイニングチェア「Stressless® BASIL(バジル)」だ。座の部分および背の2パーツに分かれた同製品は、ダイニングの製品を手掛けるのであれば「洗える安心感が大切」との同社の考えのもと、心地よい肌触りとフィット感とともに、洗えるカバーリングファブリックを訴求する。

ファブリックは「リーフ」と「ミラージュ」の2種をラインナップ。ウールはグローバル・オーガニック・テキスタイル・スタンダード(GOTS)のオーガニック認証を取得しており、生分解性のポリアミドを含むウォッシャブルオーガ肉ウール=素材の70%以上をオーガニック原料使用としており、厳しい品質試験もクリアしている。

基本モデルはローベースのアーム付、ローバックタイプだが、ホームオフィス用のキャスター付ハイバックモデルもラインナップしており、拡張型のテーブルやサイドテーブルなどと合わせた提案が展開された。

「バジル」の最大の特徴は和歌山の島精機製作所の「3Dニット」の縫製技術を採用している点だ。島精機製作所の技術は、ファーストリテイリングが展開するユニクロの商品など、アパレル関係の商品にも採用されており、小ロットでオリジナルのデザイン商品を製造できることから、世界的に注目が集まっている。

エコーネスでも、本社のノルウェーの工場に島精機製作所の機械を3台導入し、各製品の製造に使用しているという。日本からノルウェー本社に提案し、承認を得た上で開発が進んだ「バジル」は、世界の中でも日本が初のお披露目の場となった。そのため、展示会でもより注目を集め、多くの契約につながっている。


このほか、人気シリーズの「Stressless® Reno(レノ)」の新改良モデルを展示した。従来モデルの機能面をより向上。座面のカーブなどもリニューアルし、商品自体をアップグレードした。

新色のレザーカラーは、ノルウェーの自然をインスパイヤしたテイストのものを追加。

電動タイプに加え、脚も様々なラインナップを取り揃えている。

同ショールームでは、よりリーズナブルな価格帯のブランドである「ギャラクシー」の各製品も展示。多彩な商品提案を行った。