ミサワ 2024年春夏新作家具お披露目会を開催 「SOVI」「NOLA」「ARKIO」などunicoの新シリーズを発表 同社初の新製品発表会 

インテリアショップunicoを展開するミサワ(東京都渋谷区、三澤太社長)は2023年11月30日、「2024年春夏新作家具お披露目会」を同社本社で開催した。

ミサワが新作家具発表会を開催したのは、今回が初となる。なお、今回の新作家具お披露目会で公開されたのは、新製品ラインナップ13シリーズ中からの6シリーズだ。

「SOVI」シリーズ

「SOVI」シリーズは、ダイニングテーブル、チェア、TVボード、キッチンユニットのラインナップで展開する。フィンランド語で「しっくりくる」を意味する「SOVI」。北欧のライフスタイルに、現代の感覚やトレンドを落とし込んだシリーズだ。セミオーダー需要を見据えた「選べる付加価値」をテーマとして開発が進められた、unico初のセミオーダー式を採用したダイニングテーブルが注目のアイテムだ。

「SOVI ダイニングテーブル」はテーパー脚、ストレート脚、アイアン脚の3種の脚タイプから選択可能で、横幅は1400㎜~2000㎜の間で、100㎜単位でのオーダーが可能だ。

「SOVIチェア」は、アーム部分をテーブルに掛けることが可能な設計となっている。昨今は自動の掃除ロボットを用いて部屋の掃除を行う家庭が増加しているが、「掃除をする際に椅子をテーブルにいったん載せるが、その際に椅子の重さが気になる」というユーザーの声が、unicoの店舗スタッフに多く寄せられていた。新アイテムはそのようなユーザーからの声を反映し、ミサワの社内デザイナーがデザインを手がけて開発した。

「SOVIキッチンユニット」は、部屋のサイズや用途に合わせて全16通りの中から選択可能な製品。上台と下台をライフスタイルに合わせて、自分好みに選択できることがポイントだ。既存のシリーズと比較して高さを約10㎝高くし、背面のバックパネルのカラーはホワイトに設定。収納力も確保したデザインとなっている。unicoではユニット収納の「LOM」シリーズを既に展開しているが、「SOVI」のキッチンユニットは選択可能なバリエーションを絞り、「LOM」シリーズで人気となっている組み合わせを中心に選べるように設定した。

「SOVIテレビボード」は、中心部分をガラスとし、そこに突板を貼ることで、引き出しを閉めたままでもリモコン操作等が可能な設計となっている。ガラスに突板を貼ると、外光で光の通し具合が変わるため、隣の板との色の差異も生まれてしまいがちだが、可能な限り差異を無くすべく、メーカーと調整を重ねて商品化が進められた。

「NOLA」ソファと「SOOD」ローテーブル、シェルフ

続いて紹介されたアイテムが「NOLA」シリーズのソファだ。片アームソファのトレンドを受けて開発したモデルで、3人掛けおよび2人掛けを組み合わせてカウチソファとしても使用可能なデザインとなっている。

「ARKIO」ソファと「KODIS」ローテーブル

「ARKIO」シリーズからは、unicoオリジナルの生地を使用したソファが発表された。座面は硬めに設定し、長時間の使用でも体が疲れにくい設計だ。生地については従来、ファブリックメーカーの生地をセレクトして製品開発を進めていたが、この「ARKIO ソファ」はunicoオリジナルデザインとして、自社デザイナーが色糸の選定から携わりながらデザイン。カラーはベージュとブルーの2色展開。また、既存のシリーズにおいてもチェック柄のペット対応生地を開発し、オリジナリティを訴求。今後もオリジナルの生地開発をより充実させながら、unicoとしてのブランディング強化を図っていくようだ。

「ARKIO」ソファ、「KODIS」ローテーブル、キャビネット、TVボード

このほか、北欧ヴィンテージのニュアンスを採り入れたシリーズとなる「KODIS」シリーズからは、ローテーブルとキャビネット、「TOISTA」シリーズからはテレビボードを発表。アイアン素材を採用し、ミントグリーンやミスティブルーのカラーが柔らかな印象を与える「SOOD」シリーズからは、キャビネットやトールシェルフ、ローテーブルなどのアイテム。そしてペーパーコードを採用した「RIKKE」シリーズからは、ラウンジチェアとオットマンが発表された。

なおこれらの新作アイテムについては、2023年12月中旬から2024年1月中旬にかけて、順次店舗での販売を開始する予定としている。