スケーター(鴻池総一郎社長、奈良県奈良市)は1月下旬より奈良本社、東京営業所、福岡営業所の3拠点で春季社内展示会を開催する。奈良本社は2024年1月24日から26日の3日間、東京営業所は1月30日から4日間、福岡営業所は2月14日から3日間、いずれも9時から17時の日程となる。
同社は幅広く雑貨を取り扱っている。今回の展示会では、電子レンジスチーム機や子供用ヘルメット、サウナグッズ等の他、市場成長の著しいキャラクターグッズも展示する。
キャラクターグッズは拡大市場で、同社も2021年度キャラクターグッズ部門の売上は前年比109%、2022年度はマスク需要の強い後押しもあり、120%に至った。2023年度はマスク特需が消失したことにより前年割れの見込みだが、特需分を除外すれば、純増を予定しているという。
「今年はインバウンド特需が見込めます。日本のキャラクターグッズは海外にも根強いファンが存在するため、ますます活況になるでしょう。」と鴻池輝明デジタルマーケティング部部長は語る。
このようなキャラクターグッズ市場拡大の背景には、売り上げ拡大や、既存事業の売上低迷のカバーを狙った異業種での参入が増加していることが背景にある。例えば本屋は近年、電子書籍の普及に伴い紙の書籍販売が低迷しているという。書籍と親和性の高い文具用品も、学校等でタブレット学習が浸透してきたため売り上げに影響を及ぼしている。そのため、キャラクター文具や、同社が高い業界シェアを有するキャラクター弁当箱等の取り扱い・販売で売り上げをカバーする動きが顕著だ。コンビニでもこれまで、雑誌や書籍が一定の売上額を担保してきたが、スマートフォンの浸透により売上は縮小。そこで雑誌コーナーを削減し、キャラクター雑貨コーナーを設ける事例が増えている。その他、レンタルビデオ屋やドラッグストアといった業種でも取り扱いが進む傾向にある。
昨今では、ディズニー、ポケモン、すみっこぐらし、ちいかわといったキャラクターが若年層を中心に人気を博しており、ファンに対して強い集客力を発揮している。集客が大切な家具店においても、キッチン用品や雑貨の取り扱いが一般的になってきており、キャラクター雑貨は他業種よりも親和性があると言えるかもしれない。同社は、本展を活用して家具店に新規取り扱いの相談をしてほしいと呼びかけている。
【奈良本社】2024年1月24日~26日
住所:奈良県奈良市杏町216-1
電話:0742ー63-2001
【東京営業所】2024年1月30日~2月2日
住所:東京都新宿区小川町4-1 KDX飯田橋スクエア7階
電話:03-5206-3931
【福岡営業所】2024年2月14日~16日
住所:福岡市博多区博多駅前2-10-19 福岡ファッションビル6階
電話:092-481-8055