第52回国際ホテル・レストランショー(HCJ2024) 開催せまる 持続可能なホスピタリティ産業の振興を推進

第52回国際ホテル・レストランショー(以下、HCJ)が、2024年2月13日から16日にかけて、東京都江東区の東京ビッグサイトの東展示棟1~6ホールで開催される。主催は日本能率協会、日本ホテル協会、日本旅館協会、国際観光日本レストラン協会、国際観光施設協会。第45回フード・ケータリングショーおよび、第24回厨房設備機器展との同時開催となる。3展合わせて約750社、約2200ブースの出展を予定する。

家具インテリア関係からは、フランスベッド、ドリームベッド、シモンズ、スリープセレクト、日本ベッド、西川、ルービックJPといったベッド・マットレスメーカーが出展するほか、福岡・大川家具工業会などからも数社が出展。各社が開発したコントラクト向けの製品が披露される予定だ。なお、前回の2023年開催では、開催4日間合計で4万6457人の来場をみた(同時開催展含む)。

今回のHCJのテーマは、「持続可能なホスピタリティ産業の更なる振興を図る」をテーマに開催。特に「安心、安全なサービス環境の確保ならびにSDGs対応の促進」「デジタル技術の導入による生産性向上・人手不足対策」「地方創生に資する地域産品の全国展開、観光アクセスの高付加価値創出」の3点について、重点的にテーマを、100セッション以上のセミナーおよびイベントステージが実施される。イベントステージでは、「日本飲食団体連合会が語る食のトレンド」「日本の食と観光の未来」「地域振興プロジェクト~観光分野におけるDX推進~」などのテーマで、様々なプログラムが組まれている。

トレンドセミナーでは、宿泊・外食業界の現場運営から今後の観光産業の同行といったテーマで実施。宿泊業のスマート化研究や、自律自走人材育成術など、今後の少子高齢社会を見据えたテーマのセミナーが多数催される。全体的に付加価値提案や働き方提案などのテーマが目立つラインナップとなっている。
ホスピタリティセミナーでは、計画やデザインの最新の潮流、ホテル・旅館や外食施設の事例紹介など、デザインに焦点をあてたセミナーが多数実施される予定だ。香りを使ったブランディング戦略や、屋外用家具についてのセミナー、寝具の視点からのインバウンド対策などのセミナーに注目だ。
このほか、給食・厨房セミナーや、JAPANサウナ・スパEXPOセミナー、HCJセミナーなどが実施される。多彩なテーマで行われるHCJセミナーでは、WEB戦略やロボットビジネス、人手不足課題に対応するDX戦略など、Afterコロナ時代での新たな商品・サービスにむけた講演が行われる予定だ。

人手不足の課題に向き合う宿泊・外食の業界だが、そのニーズに対応すべく各社が開発した様々な製品が出揃うHCJ2024。出展各社の展示に期待がかかる。