内藤家具インテリア工業ハーフェレと共同で新製品発表 2700㎜フルハイト仕様の収納家具

内藤家具インテリア工業 (山梨県南アルプス市)が、東京都新宿区のデザインセンターOZONEで、HAFELE(ハーフェレ)と共同による新作発表を行った。

特設スペースに展示されたのは、内藤家具インテリア工業が展開する「ARUNAi」ブランドから、最新のクローゼット収納家具だ。ドレッサーやジュエリー、バッグ・小物、そして引出し棚等の機能を兼ね備えている。

特徴の一つは、昨今の階高トレンドに対応した2700㎜フルハイト仕様だ。これまでの同社の収納家具は高さが2400㎜までだったが、新製品は2700㎜とし、ハーフェレ社のエアヒンジを使用。

上下2か所にのみ設置することで、収納を開いても目立たず、すっきりとした印象となっていることが特徴だ。

昨今はより「個」を尊重する時代になってきている背景があることから、「自分磨きの充実」「自分へのご褒美」「自宅で過ごす時間の充実」をキーワードとして開発したもの。「ベッドルーム」の枠をこえ、ベッド周辺でくつろぐ「ナイトルーム」としての空間の充実に寄与する製品だ。お気に入りのモノを収納することができる「人生のライブラリ」としてのウォークインクローゼットとして訴求を図る。

2点目の特徴は、内部のLED照明だ。ハーフェレ社とのコラボによる設計で、これまでの製品では横方向にのみの点灯だったが、新製品では縦方向に点灯。収納全体を明るく保つことが可能となっている。収納を開いていても閉めていても、どちらの状態でもコレクションを綺麗に閲覧できることがポイントだ。

3点目の特徴は、コーナー部分の設計だ。これまでの製品ではデッドスペースとなってしまっていたコーナー部分について、新製品ではきっちりと奥まで使用可能な設計となっている。

スラックスハンガーについても、取り外し可能な仕様へと変更し、より使い勝手が向上した。なお、ハンガーはオプションで追加購入可能。

このほか、鞄や時計、ネックレス、ベルト等の収納スペースを備えている。

収納には箱台輪を設けている。これまでのパネルシステムでは戸建て住宅を想定した設計となっていたが、今後マンションやリノベーション需要にも対応するべく、箱台輪を設けることで水平な状態から創り上げていくことが可能となっている。同社では、今後も顧客のニーズを踏まえながら、より機能を充実させ進化させていく方針だ。