【オルガテック東京2025開催事前ピックアップ(12)】飛騨産業フレキシブルな空間づくりを表現 ►

飛騨産業（岐阜県高山市）は、昨年秋に発表した三澤遥氏デザインの「HIHI DADA」アームチェア、川上元美氏デザインの幅広いシーンに対応可能な「SHIRABE」テーブル、キャスターチェアの機能と木の温もりを両立させた回転チェアなどを出品する。

「HIHI DADA」は飛騨地域のブナを用いたチェア。骨格となる丸棒は直径34mmで、部材は内と外に交差し合いながらゆるやかな曲線を描き、先端では円の断面が象徴的に顔を出している。がっちりとした接合ではなく、部材がただ接しているだけのふんわりした接合でナイーブなやわらかさが特徴となっている。

今回の同社ブースは、心地良く洗練された空間づくりで定評のあるFLOOATがインテリアデザインを手掛けている。デザイナーの吉田裕美佳氏による新作センターテーブルの発表に加え、会期中はレイアウトを変えるデモンストレーションを行い、フレキシブルな空間づくりを表現しながら、コントラクト案件へ充実した提案を行う。　