B&B Italia 進化した「Erica」アウトドアコレクションを披露 東京、大阪で新作展開催

progetto81(東京都港区、武井総司代表)が、イタリアの高級家具ブランドB&B Italiaのアウトドアコレクション「Erica(エリカ)」の2025年新作を発表する。東京・南青山のB&B Italia Tokyoでは2025年7月17日から8月11日まで、大阪・西心斎橋のB&B Italia Osakaでは8月21日から8月31日まで、店頭にて新作展示が行われる。

B&B Italia Outdoor 2025 / <Erica (エリカ)>モジュールソファ, アームチェア, ローテーブル

2017年に初登場したEricaシリーズは、これまでにも世界各地の屋外空間で支持を集めてきたが、今回の新作ではモジュールソファやハイバックチェア、デイベッド、サンベッドなどの新構成を加え、機能性と美しさをさらに磨き上げた。デザイナーは同ブランドの常連であり、現代イタリアンデザインの巨匠、アントニオ・チッテリオ氏。彼は今回の刷新について、「アウトドア家具が求められるあらゆるシーンに対応できるシステムとして完成度を高めた」と語る。

新たに登場した曲線的なフォルムのソファは、開放的な屋外空間におけるリラックス性とレイアウトの自由度を兼ね備えた設計であり、動きのある空間演出が可能となった。また、モジュール式シーティングは用途に応じて柔軟に組み替えが可能で、エレガンスと多様性を融合した現代的なスタイルが特徴だ。ハイバック付きのアームチェアやデイベッド、さらにはリラクゼーション向けのドルムーズなど、用途別に選べる多彩なラインナップも見逃せない。

特筆すべきは、アウトドア家具としての実用性を徹底的に追求した点だ。フレームには粉体塗装のダイキャストアルミニウムが用いられ、軽量かつ高耐久性を実現。さらに、特別仕様の高強度ポリプロピレンファイバーによる編み込み構造が用いられ、耐候性と快適性の両立を図っている。サンベッドはスタッキング可能で、付属のパッド入りマットレスによってさらに上質なリラックスタイムを提供する。

テーブル類も刷新されており、ナチュラルチーク材または独特の質感を持つモルテンガラスの天板を採用。モルテンガラスには裏面にジェイドグリーン、エメラルドグリーン、コーラルレッドの塗装が施され、フレームの新色と組み合わせることで、都会的からリゾートスタイルまで幅広いコーディネートが可能となる。ダイニングテーブルは長方形3サイズと円形1サイズ、スモールテーブルは円形の3サイズで展開されており、あらゆる空間に適応できる構成だ。

カラーバリエーションも大きく拡充された。従来のアンスラサイトとダブグレーに加えて、クリームホワイト、アクアマリングリーン、オリーブブロンズが新色として登場。編み込みシートのベージュやヘイグリーンなどとも好相性で、コーディネートの幅がさらに広がっている。加えて、ストライプ柄や無地の新しいファブリックも追加され、アウトドア空間に彩りと個性を加える。

Ericaは、インドアと遜色ない完成度と包括性を持つアウトドア家具として、都市のテラスから地中海のリゾート、さらには商業施設まで、多様な環境に応えるコレクションへと進化した。優れたデザイン性と柔軟な構成力により、空間に自然と溶け込みながらも印象的な存在感を放つ。

今回の展示は、B&B Italiaが長年培ってきた屋外家具の知見と、最新のデザインアプローチが融合した成果を直接体感できる機会として注目されている。