アダル(福岡市博多区、武野龍社長)は、最新カタログ『ADAL Standard Furniture Collection Vol.28』掲載品を核にした新作展示会を、2025年9月10日(水)から16日(火)まで大阪で開催する。会期初日には、サステナブルブランド《Look into Nature》のブースデザインをミラノサローネで手がけたインテリアデザイナーの浦田晶平氏(Old Kan)と、同社海外事業部の葉玉研治が登壇する特別トークも実施。国際見本市の現場で掴んだデザイン潮流と、欧州展開の現在地と展望を語る。今回の一連のプログラムは、初開催となる都市型デザインイベント「OSAKA FUORI SALONE 2025」の公式プログラムとして位置づけられた。
展示は2会場で構成される。サテライト会場の「ADAL CREATIVE PLACE OSAKA(大阪市中央区瓦町4-7-8 本町東榮ビル4階)」では、10時~17時の時間帯で新作を公開し、開発担当者が企画背景や仕様を解説する商品説明会も11日(木)・12日(金)の各日14時から開催する(各回先着30名、要事前申込)。同拠点は設計・デザイン関係者の実見・検証の場として機能し、耐久性や清掃性といった業務用要件と、ホテル・レストラン・オフィス・医療福祉など多用途に馴染む意匠性の両立を、実機で確かめられる。

メイン会場となる大阪高島屋では、アダルが2025年にミラノサローネへ2年連続で出展した《Look into Nature》の新作を披露。い草の繊細な表情を立体的に生かした「HAORI」「MONN」など、国産素材と現代的造形を接続する取り組みを示す。初日16時からのトーク「ミラノデザインの最前線から──《Look into Nature》が見据える次のステージ」(定員20名)では、浦田氏が「2025年ミラノサローネ スタンドデザインBEST10」を紹介しつつ、欧州の審美眼と商流を踏まえた会場戦略を解説。葉玉は、4月にミラノで始動した現地法人ADAL EUROPE SRLを軸にした欧州展開の実務や、サステナブルマテリアルの受容動向を語る予定だ。

アダルは5月発刊の『Vol.28』で約170点の新製品を投入し、「Adviser For Amenity Life(快適な空間のアドバイザー)」を掲げた提案を強化した。実装フェーズに即したレイアウト事例や運用想定を盛り込み、設計・発注の現場が直ちに活用できる編集に刷新。今回の大阪開催は、その実物検証とフィードバック取得の場でもあり、カタログからリアルへ、さらに国際市場へとつながる同社の“開かれた開発プロセス”を体現する。
「OSAKA FUORI SALONE 2025」は、9月10日(水)~16日(火)に市内一円で展開される新イベントで、高島屋大阪店(6・7階)をハブに、店舗やショールーム、ギャラリーがサテライトとして参加する。「陶酔するライフスタイル」をテーマに、建築・家具・アートの展示や体験型プログラムが並び、イベントディレクターには建築家・永山祐子氏が就任。街の回遊性と創造性を結び、国内外へ大阪のものづくりと文化を発信する。






