アダル 広葉樹の廃材を活用、大型3Dプリンターで名作家具を復刻 -ADAL-

アダル(福岡市博多区、武野龍社長)は、製材所を母体とする井上企画(福岡県大川市、井上慶子代表)と共同で、広葉樹の廃材を活用した新素材を大型3Dプリンターで射出し、アダルの名作家具をリデザインした。同社を代表するモデルの1つであり、90年代初頭のバブル期に設計された「リンクラウンジ」を復刻した「リンクラウンジ2.0」を発表。従来の大型成型合板シェル構造に代わり、今回の製作では木粉と樹脂を混ぜた粒状素材(ペレット)を使用し、ペレット溶解積層方式3Dプリンター(※)でシェルを射出成形した。同モデルの製作では、背と座を支えるシェルを3Dプリンターで、クッション部分などをアダル自社工場にて製作し結合した。

なお、同モデルを、2023年6月21日(水)から6月23日(金)まで東京ビッグサイトで行われる「次世代3Dプリンタ展」のリコージャパン(東京都港区、木村 和広社長)のブース内に展示する。同展の詳細、来場登録は以下のURLより。