【ニュースリリース】カッシーナ・イクスシー、iMaestri復刻60周年を記念した限定色フレームを9月25日から展開 ル・コルビュジエ/ジャンヌレ/ペリアンの4モデルを1年間受注

カッシーナ・イクスシー(東京都港区、アレッシオ・ジャコメル社長)は、ミラノデザインウィーク2025で発表されたCassina〈iMaestri〉の復刻60周年記念リミテッドエディションを、2025年9月25日(木)より国内直営店で展示・受注を開始する。対象はル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンが手掛けたコレクションの初期4モデルで、受注期間は2026年9月末までの限定となる。

1 Fauteuil dossier basculant, 60

今回の記念版は、エンブレムとなる金属製チューブフレームを「赤・青・緑」の艶やかな新仕上げで提案しつつ、オリジナルの造形・寸法・プロポーションを厳守。カラーを起点にマテリアルを同系色で統一するのが特徴で、LC2に相当する〈Fauteuil Grand Confort, petit modèle, durable, 60〉とLC3に相当する〈…grand modèle, durable, 60〉には柔らかなモヘアベルベット、LC1の〈Fauteuil dossier basculant, 60〉とLC4の〈Chaise longue à réglage continu, 60〉には高耐久のサドルレザーを合わせる。シェーズ・ロングのヘッドレストもフレームに呼応したトーン(ブルガリアンレッド/オーシャンブルー/フォレストグリーン)で仕立て、座面との色調を精緻に調和させた。

2 Fauteuil Grand Confort, petit modèle, durable, 60

「色」を前面に据える姿勢は、3者の初期作品に一貫して流れる思想に根ざす。エスプリ・ヌーヴォー・パビリオンやラ・ロッシュ邸に見られる建築的実験から、1929年サロン・ドートンヌの家具に至るまで、彼らは色彩を空間とプロダクトの媒介として用いてきた。なかでも画家でもあったル・コルビュジエは、視覚的均衡と環境調和を生む色の組み合わせを体系化。ペリアンは1978年、カッシーナとともにiMaestriへカラーフレーム仕様を導入し、その研究を拡張した。今回のリミテッドは、こうした系譜を現代住宅にふさわしいコンテンポラリーな解釈で更新する試みである。

3 Fauteuil Grand Confort, grand modèle, durable, 60

真正性の担保も明快だ。カッシーナは1964年に4モデルの復刻製造に関する独占的世界権利を取得し、翌年以降、財団および相続人らと連携しながら唯一の正式メーカーとして生産を継続してきた。本記念モデルには、製造番号、デザイナーのサイン、コレクションロゴが構造ベース部に刻印される。職人仕事に根差しつつ工業生産へと昇華させてきた同社のプロセスは、国際的な商業的成功とともに、これらを今日の「デザイン・アイコン」として確立させた。

4 Chaise longue à réglage continu, 60

国内参考価格は、〈Fauteuil dossier basculant, 60〉が88万円、〈Fauteuil Grand Confort, petit modèle, durable, 60〉165万円、〈…grand modèle, durable, 60〉176万円、〈Chaise longue à réglage continu, 60〉187万円(いずれも税込)。受注は1年限定のため、同社は早期の来店・相談を呼びかける。色と素材のダイアログを核に、マスターピースの価値を再提示する“60周年の現在形”が、直営店のフロアで始動する。