キャラクター生活雑貨を中心に製造・販売するスケーター(奈良県奈良市、鴻池総一郎社長)は7月から8月にかけて、大阪・東京・福岡の3会場で新製品内見会を開催した。期間中は小売店関係者を中心に1000名を超える来場者で賑わい、次期商戦に向けた商談が活発に行われた。今回の出品点数は約2000点に及ぶ。
インバウンド和雑貨、アウトドア需要など、時流表す展示に
東京会場(東京都立産業貿易センター浜松町館)では、入口付近にインバウンド需要を意識した「インバウンド和雑貨」コーナーを設置。だるま、提灯、箸など、日本の文化や意匠を強調した商品群を展開し、訪日客向け売場の可能性を訴求した。
会場奥には水筒、弁当箱、ネッククーラー、行楽用品を集めたコーナーを設けた。また、自社保有の版権キャラクター「ディノサウルス」や「バーガーコンクス」専用の展示コーナーも設置。ライセンス商品に加え、自社キャラクターの育成・拡販にも注力していく方針を示した。
主力弁当箱、水筒に再注力

今年のテーマは「原点回帰」。同社の基幹商材である弁当箱・水筒に重点を置いた。
弁当箱では、パッキンを一体化し着脱不要とした「ラク洗ランチボックス」シリーズを投入。部品点数を減らし丸みを帯びた形状とすることで洗浄性を高めた。食洗機対応を基本とし、アルミ素材にフッ素加工を施した新タイプも発表した。
水筒でも同様に、パッキン一体型の「ラク洗ステンレスボトル」を展開。洗浄・組み立ての手間を軽減し、会場中央で訴求を行った。
また同社では、豊富な品揃えを活かし、取引先店舗に「スケーターコーナー」を設置するなど、多面的な売場提案を進めている。今回の内見会もその一環として位置づけられ、今後の販売強化に弾みをつける考えだ。弊紙は、同社営業マネージャーの林大介氏にインタビューを行い、業態を超えたキャラクターグッズ、雑貨の可能性について取材を行った。
展示会場特別インタビュー 林大介氏
――御社はキャラクター商品をたくさん扱っていますが、主なお客さんはどのような企業でしょうか。
林 キャラクター商品に限って言えば例えばイオン様や赤ちゃん本舗様、しまむら様といったチェーン店様を中心に、全国様々な企業様に扱って頂いています。私たちの売上の8割以上がキャラクター製品ですが、1~2割がキャラクターものではない、例えばお米を入れるストッカーなどの製品もございます。
――展示会には新製品が数多く揃っていますが、来場者のお客様から、その会社様のオリジナル品を創って欲しいというリクエストはありますか。
林 そのようなご要望はたくさんいただきますし、弊社のロゴを外してお客様のロゴを入れるといった対応も柔軟に行っています。
――営業の現場感覚として、こういうものが売れている、御社として評価が高まっているとお感じの部分を教えてください。
林 近年はインバウンドのお客様が増加しています。日本のアニメ、キャラクターは海外でも人気ですので、キャラクター商品をたくさん展開している強みは現場としても実感しています。しかし一方で、お客様の店舗スペースには限りがありますのでこれらを全て扱って頂くわけにはいきません。
ですので、例えば春先の新生活や入園入学商戦のタイミングで「スケーターコーナー」を特別に設置いただくような提案ができるのも弊社の強みだと思っています。
――キャラクターグッズの強みとしては、業態を飛び越えて販売が行われると聞いております。
林 時代の流れとともに業態も変化し、売り上げを維持、拡大するために従来の雑貨店様以外でもお取り扱いが増えています。例えば、電子書籍の浸透とともに書店さんでは、紙の本以外に文具の展開が進んでいます。こういった書店さんでも弊社製品の取り扱いは進んでいます。また、レンタルDVDのお店さんでもお取り扱いが進んでいます。コンビニでも取り扱い進むようになってきました。
――御社のグッズの中ではサンリオやディズニーなどいろいろなキャラクターが存在しますが、現在トレンドのキャラクターなどはあるのですか。
林 サンリオさんはインバウンド需要も強く、国内でも人気です。対象が大人から子供まで幅広いからではないかと分析します。ディズニーは世界的なキャラクターなため堅調な売れ行きを示しています。固定ファンの存在に加え、2024年6月にファンタジースプリングスがオープンしたことによりアナと雪の女王や、ディズニーランドでライドが人気のベイマックスといった新キャラクターの展開により、売り上げは堅調です。
――キャラクター雑貨の可能性と業界を超えられる、商品のフレキシビリティについて教えていただけました。本日はありがとうございました。
(長澤貴之)






