【JFS2025開催事前特集(1)】イトーキ 「JFS」期間にNIIの体験型展示「THE STAGE by NII」

イトーキ(東京都中央区、湊宏司社長)は、都内回遊型見本市「JAPAN FURNITURE SHOW by IFFT(JFS)」の開催期間に合わせ、オフィスファニチャーブランド「NII(ニー)」のコンセプチュアル展示「THE STAGE by NII」を10月31日~11月28日、今秋開業の旗艦ショールーム「ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA」(港区北青山1-2-3 青山ビル1F)で実施する。JFSのメイン日程(11/1~2)を挟み、前半は無休で11:00–18:00(~11/9)、以降は平日10:00–17:00に公開する。

NIIは“Ingenious design―創意創発するデザイン”を掲げ、オフィスを「人と発想が集まる舞台」へ拡張することを目指す新ブランド。ファーストラインアップにはミケーレ・デ・ルッキ氏率いる建築スタジオ「AMDL CIRCLE」、トッド・ブレイチャー氏、ロドルフォ・アグレラ氏、相崎準氏が参画。品質・快適性・クラフトマンシップに踏み込んだコレクションで、視線や動線を誘発し、思考・協働・挑戦を後押しする場づくりを提案する。

会場構成は、色とコンセプトを軸に国内外で活動するクリエイティブユニットSPREADが担当。山田春奈氏・小林弘和氏によるストライプモチーフとミラー(鏡)を組み合わせたインスタレーションで、壁・天井・床を貫く黒のラインを起点に空間を“拡張”。オフィス家具に求められる可変性・拡張性を視覚化し、「働くことそのものを魅力的なコンテンツにする」舞台を演出する。

展示の核となるNIIの主要プロダクトは次の通り。

・BITMAP(Design:トッド・ブレイチャー氏)
大小のブロックが一つのエッジで連続するソファ。上面は簡易テーブルや肘置き、背として機能し、360度から着座・滞在が可能。モジュールの交差配置で、平行/対面/斜めと多方向コミュニケーションを生む。

・PIGNA(Design:AMDL CIRCLE)
鱗状パネルが光と風を通しつつ視線をコントロールするディバイダー&ソファ。ロー/ミドル/ハイの3高さでプライバシーレベルを選択。広めの座面が“緩やかなこもり”と周囲とのつながりを両立する。

・CONNEXA(Design:ロドルフォ・アグレラ氏)
有機的フレームがガラス天板を点支持するテーブルシリーズ。4種の天板×5種のフレームを組み合わせ、単独でも連結でも違う場を生成。植物的な佇まいが対話を誘う。

・PARLAMENTO(Design:相崎準氏)
高さの異なる4ユニット(ロー/ハイソファ、ローテーブル/ハイテーブル)で多様な個が交わる議場(パーラー)を形成。人間工学的配列により、どの位置からも情報共有がフラットになるよう設計した。