ディクラッセ(東京都台東区、遠藤道明代表)は、応援購入サービス「Makuake」で先行販売したロープ状LEDフロアランプ「Yunel rope(ユネルロープ)フロアランプ」が、開始5時間で目標金額を達成し、最終的に目標比1769%、応援購入総額176万9900円を集めたと発表した。照明を完成された造形物として提示するのではなく、使い手が自ら形を整える体験型商品として打ち出し、支持を集めた。
新製品は、自在に曲げられるロープ状の発光体を用い、結ぶ、ねじる、たわませるといった動作によって光の形を変えられる点が特徴だ。リビングとダイニング、ワークスペースが一体化した現代の住空間では、壁を設けずに暮らしの切り替えをどうつくるかが課題になっている。同社は、日本古来の縄が持つ「結ぶ・つなぐ・区切る」という発想を照明に重ね、柔らかな光のラインで空間を視覚的にゾーニングする提案として商品化した。
デザイン面では、完成形をあえて固定しない「未完成の美」を前面に出した。従来の照明器具のように形が決められているのではなく、使う人が空間や気分に合わせて光の表情を変えられる。プロダクトに余白を残し、使い手が手を加えることで成立する照明という考え方が、感度の高い層に響いたとみられる。
光源には、色温度約2400Kの“夕陽色”を採用した。ポリエステルメッシュを通すことで光をさらにやわらかく拡散し、まぶしさを抑えながら空間全体を包み込む。明るさは上部のタッチスイッチで無段階に調整でき、過ごし方に応じて光環境を細かく変えられる。照明が単に明るさを確保する道具ではなく、居心地を整えるための装置であることを強く意識した設計だ。
本体サイズは幅50×奥行50×高さ130センチ。素材はスチール、シリコン、ポリエステルで、カラーはブラック、シルバー、アンティークゴールドの3色。メーカー希望小売価格は5万5000円から6万6000円。


