インスパイアードホームショー2023 アメリカ シカゴで開催
３月４日から７日にかけて４日間開催
アメリカのホームウェア、キッチンウェアの国際的な展示会であるインスパイアードホームショー２０２３は、３月４日から７日にかけての４日間、アメリカのイリノイ州、シカゴのＭｃＣｏｒｍｉｃｋ Ｐｌａｃｅにて開催を予定している。主催はインターナショナルハウスウェアアソシエーション。（以下ＩＨＡ）
同展は例年、50か国以上から出展企業を集め、数千に及ぶ製品を展示。多くのアメリカ企業が出展し、各社の展示数も豊富なため、ヨーロッパやアジアの国際展では見られない製品が多いとする。
同展の特長として、住宅内関連の製品が豊富にある点に加えて、「最新トレンド展示コーナー」のような、コンセプトを定めた特別エリアを多数設けている点がある。
ＩＨＡによれば、２０２３年は「おうち時間を楽しむ」が中核的なトレンドになるとしており、同コーナーではこれに狙いを定めた製品の厳選展示を予定。経済情勢の懸念とインフレへの警戒感から、消費者は自宅で過ごす時間を充実させるアイテムへの関心を高めているとし、そのようなニーズを捉えた展示が行われる。展示には、料理関連のツールやキッチン家電といった実用的なものから、テーブルウェア・食器・バーアクセサリー・テキスタイルや装飾品といった自宅空間、食事時間を演出できるものも含まれる。
他の特設エリアでは、近年関心の高まるスマートホーム関連製品を一つに集結させる、「ＩＨＡスマートホームパビリオン特設コーナー」もある。
「ｇｉａプロダクトデザインディスプレーコーナー」では、14の製品カテゴリに分類し、アメリカの販売店等が審査員となり、それぞれ革新性、外観、利便性、環境配慮、市場へのインパクトといった観点で出展企業の製品を事前に審査。受賞候補となったアイテムを同コーナー内に陳列する。
インスパイアードホームショーでは、その名の通り感性を刺激する製品に出会えるだけでなく、ディスプレイや出展企業の演出により、経営戦略上の気づきを与えることを狙いとしている。世界中が脱パンデミックの世界に向けて動き出す中、トレンドを掴んだ製品がどのような刺激を与えていくのか注目が集まる。