政府は令和5年(2023年)春の叙勲・褒章を発表した。家具・インテリア業界からは、カンディハウス(北海道旭川市)の渡辺直行 取締役相談役が受章した。
渡辺直行 氏の経歴
昭和26年北海道札幌市生まれ。昭和45年北海道札幌西高等学校卒業。昭和51年東京造形大学造形学部デザイン学科インダストリアルデザイン専攻卒業後、㈱インテリアセンター(現㈱カンディハウス)入社。昭和55年HOKKAIDO FURNITURE(サンフランシスコ市)駐在員、昭和59年HOKKAIDO DESIGNS,INC.(サンフランシスコ市)総支配人などの要職を経て、平成9年4月に㈱インテリアセンターの代表取締役社長に就任。その後平成25年3月同社代表取締役会長、令和3年3月から現職。なお平成17年6月、㈱インテリアセンターは㈱カンディハウスに商号を変更している。
社外公職では、北海道家具工業協同組合連合会理事長、旭川家具工業協同組合代表理事、一般社団法人日本家具産業振興会理事などを歴任。現在はあさひかわ創造都市推進協議会会長を務める。平成28年に北海道産業貢献賞を受賞。
【カンディハウス 渡辺直行氏のコメント】
このたびは旭日単光章受章の栄に浴し、感謝と共に身の引き締まる思いです。この叙勲は旭川家具に対していただいたものと理解をしています。今まで様々な形でサポートをしていただいた関係者の皆様方に改めて御礼を申し上げます。
諸先輩から引き継いだ伝統を大切にしつつ若い皆さんと力を合わせて、変化する社会の役に立つように微力ながら努力いたします。
旭川家具のデザインに対する取り組みに端を発し、2019年には旭川市がユネスコデザイン都市に認定されました。北の大地にデザインの力で持続可能な未来を実現するために力を注ぎたいと考えております。今後とも皆様の変わらぬご指導ご支援を賜りますようにお願い申し上げます。