ベガコーポレーション 関東初のリアル店を横浜に 「LOWYA(ロウヤ)マークイズみなとみらい店」を8/10オープン 若年層のニーズに応える人気の家具・インテリア商品が充実

ベガコーポレーション(福岡市博多区、浮城智和社長)は2024年8月10日(土)に、同社が運営する家具・インテリアブランド「LOWYA(ロウヤ)」の実店舗「LOWYAマークイズみなとみらい店」を、神奈川県横浜市のみなとみらいエリアに位置する商業施設「マークイズみなとみらい」3階にオープンする。同店は関東エリア初のLOWYA実店舗となる。

同店の特徴の一つが、人気の商品を一堂に集めた「バズアイテムエリア」を設けていることだ。人気キャラクターの「推し活」など、コア層向けのラインの開発にも注力しており、推し活専用の収納家具「OSHITERU」シリーズなども開発。同社ではどの社員でも商品開発の起案を行えるようにするなど、スタッフ個々のアイデアも尊重しながら、よりユーザーのニーズを汲み取るべく商品開発に注力しているという。

収納家具「OSHITERU」についても、同社のスタッフ同士で「推し活のアイテムを収納できる棚がない」という議論がもととなって生みだされたものだ。

ベガコーポレーション 浮城智和社長

ベガコーポレーションの浮城智和社長は「ECが出自である我々の強みとして、お客様から多くのご意見・ご要望をレビューやSNSを通じていただくため、それを基に商品開発を作っています」と話す。

SNSでも人気のソファは、変形することで簡単なベッドにもなる。若年層の多様な過ごし方にも合わせることができるアイテムとして人気を集めている。

賃貸住宅を想定して開発したランドリーラックもSNSで反響を呼んでいる。

折り畳み式のテーブルは、下部にチェアも内蔵している。キャスター付きで動かしやすく、多様な使い方が可能なアイテムだ。

賃貸住宅などに住む若者のニーズにも応えるべく、省スペースかつ多くの機能を持たせた商品を続々と投入している。同社はこのようなアイテムのラインナップを充実させ、かつ安価な価格帯を武器に若年層のファンを着実に増やしている。

「この価格がなぜ実現できるかというと、当社が企画し当社がデザインを手掛け、そして当社がメーカーと直接商談をして大量に発注することにより原価を大幅に抑えて、中間マージンを一切なくしているからです。そして、ネットで注文を受けた後は当社の倉庫からお客様へ直送するという、商品の起案からお届けまで一貫しているビジネスモデルだからこそ実現できています」と浮城社長。

「大人かっこいいヴィンテージコーデ」エリア
「上品さを兼ね備えたモダンコーデ」エリア
「家族が集う北欧・ナチュラルコーデ」エリア

このほか同店では、ECサイトで展開する約270のコーディネートから、「一人暮らしに人気の高級感のあるホテルライクなワンルームコーデ」「家族が集う北欧×ナチュラルコーデ」など、ファミリー向きのリビング・ダイニング全4コーデを展開する。

「みなとみらい店」限定で、約4,000点の商品からファン投票によって選ばれた、「好き家具」1位のアイテムを活用したコーディネートも展示。今回の投票で選ばれたのは、ラタン調の収納だ。

季節ごとに商品が入れ替わるコーナーも設ける。8月末までの期間では、「涼感 SUMMER GOODS」を展示し風量12段階のサーキュレーターや、ベビーカー用の冷却ファンなどを販売する。

今回の関東初出店など、実店舗の拡大を進めている背景について、浮城社長は「2004年の創業以来、ECサイトを軸に事業を拡大し、お客様の支持を得てきた過程において、様々なご意見をいただきました。その中で最も多かったのが”実物を見れないのですか?”という声だったのです。アフターコロナでは、リアル店さんのEC化も進みましたが、そうするとお客様視点からは、“実物を見ることができる”、“SNSでも見ることができる”、“ネットでも買える”、この要素が揃っている会社が良いよね、といった時代に突入してくる中で、昨年4月に満を持して福岡に1号店を出させていただきました」と話す。

1号店が想像以上に反響を得たこともあり、「実店舗を出していくことが最もユーザーのニーズに適っているのでは」と社内で意思決定。昨年12月に2号店を大阪に、今年の2月に3号店を名古屋に出店。そして今回の関東初店舗となる4号店を横浜のみなとみらいにオープンするという流れを作った。

過去3店舗を開設してきたなかで、ネットと実店舗での売れ筋の違いも体感しているという。今後はキッチン雑貨や小物家電など、簡単に持ち帰ることができるアイテムや、ファミリー向けのアイテムなどもさらに拡充していくようだ。

浮城社長は「まだまだ通過点に過ぎません。来月には東京都内初店舗となる5号店を、二子玉川ライズさんにオープンします。その翌月は広島、大阪の茨木、静岡と、今年の年末にかけて実店舗を増やしていく予定です。これからはECとSNSのみならず、実店舗を交えてお客様と接点をもちながら、マーケティング活動を続けていきたいと考えています」とし、

「2024年6月末時点でのアプリダウンロード数は累計で約155万ダウンロードです。年齢層は54%ほどが20代の方々、ここに30代や40代の方を加えると、ダウンロード数の約90%以上を20代~40代の方が占めています。男女比では35%ほどが男性、65%ほどが女性です。したがって今後も、このような層の方々が多く訪れる商業施設さんなどに出店していきたいです。ご縁をいただいたところから、順次展開していきたいと考えています」と、抱負と展望を語った。

(佐藤敬広)


以下、「LOWYAマークイズみなとみらい店」店内の様子。

◇店舗概要
・LOWYAマークイズみなとみらい店
・オープン日:2024年8月10日(土)
・住所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区 みなとみらい3丁目5番1号 マークイズみなとみらい 3階
・営業時間:10:00-20:00(月~木) / 10:00-21:00(金~日・祝・祝前日)
・店舗面積(予定): 277.12平方メートル (83.83坪)