一般社団法人インテリアクリエイターズ協会 The TERMINAL始動

一般社団法人インテリアクリエイターズ協会 The TERMINAL(鬼澤孝史会長)が、2024年7月31日に設立式を開催した。会場はB&Bイタリア東京ショールーム。

同協会はインテリアコーディネーターやインテリアデザイナー等を中心に会員とし、一般社団法人インテリアスタイリング協会を前身とした組織。同協会はインテリアに関する幅広い職種、業種を対象とした団体だったが、「インテリアスタイリング」という言葉が特定の業種のみを対象としているかのようなイメージを与えかねないとし、改称に踏み切った。

会場には正会員を中心に約80名が集い、賑わいをみせた。会合のオープニングには鬼澤孝史会長が挨拶を行い、「暮らし方、過ごし方、その楽しみ方が変化している今、日本のインテリアデザインには新たな発想・発展が求められている。そのため今、業界の内外を問わず知見を得ることが必要で、インテリア以外にも教養を含め、服飾や食、アートといった分野に及んで知識を得て、人間力を養っていける場にしたい。自身は独立して16年たつが、ここまでやってくることができたのは、人のつながり、人に支えられてのことだと思う。そのため、このターミナルでも業界の内外で活発なコミュニケーションをとれる場としたい。」と協会再始動の目的と構想を語った。

続いて、理事の川北芳弘氏より、新しく生まれ変わった協会のコンセプトや正会員特典についての説明が行われた。発表の中で川北氏は、「よりよいインテリアの仕事をするためにはインテリア以外のことも学ばなければなりません。それは、衣食住に加えて、遊、美もです。これらを学ぶことでより高い人間力を養うことを目的とします」と説明、またインテリアの世界で独立を目指す会員に向けた勉強会や各種サポート、セルフブランディング講座についての案内も行われた。今後ファッション業界など異業種との交流会も予定しているという。

その他、正会員には保険制度や、メルマガなどの各種特典の説明も行われた。ソーシャルインテリアは、正会員を対象に業務管理クラウドを期間限定で無料で使える特典も付与されるとした。会合には多くのデザイナーやコーディネーター、メディアも集まり、活発な情報交換が行われた。

(長澤貴之)

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