
良品計画(東京都文京区)は、現代の住環境やライフスタイルの変化に対応した新たな家具として、「高さが変えられる木製テーブル」と「木製アームチェア」を、2025年7月9日から全国の無印良品店舗およびネットストアで順次発売する。
都市部を中心に、共働き世帯や若年層を中心に進むコンパクトな住まいへのニーズの高まりを背景に、同社は“感じ良い暮らしと社会”の実現を掲げ、空間を柔軟に使える家具の開発に力を入れている。今回発売される2点の家具は、省スペースでの生活を快適にサポートする設計が特徴だ。

テーブルはなだらかな楕円形の天板を採用し、2人暮らしや子どもがいる家庭でも囲みやすい形状に。脚の先端に取り付ける継脚によって、高さをリビング用からダイニング・デスク用に調整できる。専用のアームチェアと組み合わせれば、アーム部分が天板下にすっきり収まり、使用していないときも邪魔になりにくいという。

木製アームチェアは、リビングでもダイニングでも使いやすい仕様で、広めのアームと低めの座面により、ラウンジチェアのようなくつろぎを提供。背もたれと座面の一部には再生ポリエステル素材を用い、環境負荷にも配慮した。カバーは全6色で展開し、劣化や気分転換に応じてパーツごとに交換可能だ。
素材には、樹液の採取を終えたラバーウッド材を活用。脚や天板の表面にはオーク材とその突板を使用し、見た目の質感を保ちながら価格を抑えた。いずれも組み立て式で、コンパクトな梱包により輸送効率が高く、車での持ち帰りも可能としている。
