カリモク家具 米デザインシーンで話題の3ブランドを国内初展開へ 「CMPT」「Re:issue」「wagetsu」を8月13日より発売開始

カリモク家具(愛知県東浦町、加藤正俊社長)は、アメリカ市場で話題を集める3つの新ブランド「CMPT by Lichen」「Karimoku Re:issue by LICHEN」「wagetsu わ月」を、2025年8月13日より日本国内で本格的に発売する。

製品は全国のカリモク家具取扱店にて取り扱われるほか、伊勢丹新宿店でのポップアップイベントや西麻布のKARIMOKU RESEARCH CENTERでの常設展示も予定されており、米国発のデザインコンセプトを国内ユーザーが体感できる機会となる。

「CMPT by Lichen」は、ニューヨークのデザインスタジオ「Lichen(ライケン)」との協働により生まれた新ブランドで、モジュール性、可動性、収納性といった都市生活に不可欠な要素を体現したプロダクトが中心となる。代表作の“Apple Box”は、スツールとしても収納ボックスとしても使用可能で、専用パーツにより自由に連結ができるなど、柔軟な構成を可能とするユニット家具の可能性を広げる設計思想が随所に盛り込まれている。

また、「Karimoku Re:issue by LICHEN」は、カリモクの過去製品をLichenの現代的視点で再解釈・復刻するプロジェクトとして展開される。第1弾として発表された「ZEソファ」は、1980年代に製造されたモデルをベースにしながら、現代のプライベート空間に調和する落ち着きある佇まいへと再構築。革張りとファブリックの2種をラインナップし、使い手の生活様式に合わせた選択肢を用意する。製品群は、過去と現在を横断する“時代を超えたデザイン”を追求する中で、静かな存在感と快適さを両立している。

一方、「wagetsu わ月」は、ロサンゼルスを拠点に活動するデザインスタジオ「WAKA WAKA」とのコラボレーションにより誕生した新ブランドである。日本の伝統的な和家具様式を、西海岸的なミニマリズムの視点から再解釈した家具群は、座椅子や座卓、パーティション、テーブルなど多彩なアイテムで構成されている。製品は、造形的なプロポーションに加え、カリモクの高度な木工技術や鏡面塗装、繊細なプリント技術などが活かされており、日本と欧米の文化的交差点としての役割も担っている。

3ブランドの合同プロモーションイベント「New Tradition」は、伊勢丹新宿店本館5階にて8月13日から19日まで開催される予定で、実際の製品を手に取って確認できる貴重な機会となる。また、KARIMOKU RESEARCH CENTER(東京・西麻布)では、8月19日より一部製品の常設展示も開始される。