カンディハウス(北海道旭川市、染谷哲義社長)は、バーチャルシンガー初音ミクの現代アート展「ART OF MIKU」とのコラボレーションによって誕生した限定モデル「初音ミク アートチェアー」を、2025年7月18日より数量限定で販売開始する。家具としての機能性と現代アートが融合した本製品は、旭川の木工技術とポップカルチャーを組み合わせた“座るアート”として注目を集めている。

ベースとなるのは、北海道産タモ材を用いた「フラン リビング イージーチェアー」だ。この椅子は、国際家具デザインコンペティション旭川(IFDA)2021の入選作であり、デザイナー下里修平氏の設計によるもの。2023年には林野庁長官賞を含むウッドデザイン賞を受賞しており、高い評価を得ているモデルだ。視線を遮るほどの背もたれの高さと、包み込むような曲線美を持つその形状は、住宅だけでなく、公共空間やオフィスなど多用途に対応できる点も強みとされる。

今回の特別仕様では、この背もたれに3名の現代アーティスト、河村康輔氏、SHETA氏、廣瀬祥子氏による初音ミクのアートをプリントした。張地には、東レが開発した高性能素材「Ultrasuede®」を採用し、鮮明な色彩表現と耐久性を両立させている。さらに、共柄の45cm角クッションと、アーティスト直筆サイン入りのバイオプラスチック製プレート(北海道産ホタテ貝殻を再利用)が付属し、アート作品としての価値も高めている。

価格は592,900円(税込)で、限定100脚をオンライン特設サイトで販売。8月9日からは旭川、東京、大阪、横浜のカンディハウス各店舗でも順次展示販売が行われる。また、8月に大阪・東京で開催される『初音ミク「マジカルミライ 2025」』にもブース出展し、実際に座って体感できる場を提供する。

本取り組みは、旭川家具の認知拡大と新市場開拓を狙うカンディハウスの戦略の一環。ポップカルチャーとの融合により、日本の木工技術や美意識をグローバル市場に訴求する試みであり、同社ではこの製品を世界27カ国・地域にも展開予定としている。家具がアートと融合した「初音ミク アートチェアー」の今後の展開が注目される。






