【ニュースリリース】アルフレックス ジャパン イタリア発アウトドア家具「FAST」を国内展開開始 ZEBRAやRIONなど4モデルをセレクト、屋外空間をモダンに演出

アルフレックス ジャパン(東京都渋谷区、保科卓社長)は10月2日、インポートセレクションにイタリアのアウトドア家具ブランドFAST(ファスト)の取り扱いを新たに加えた。まずは同社コレクションから屋外空間向けの代表的4モデルを選定し、日本市場での展開を始める。テラスや中庭をインテリアの延長として計画する需要が広がるなか、欧州発の成形技術とカラー表現に強みを持つブランドを加えることで、既存のアウトドア提案を厚くする狙いだ。

今回扱うのは、ランダムなスリットが光を通す「ZEBRA(ゼブラ)」のダイニングチェアとラウンジチェア、縦スリットが特徴の「RION(リオン)」、枝の重なりを想起させる脚部を持つ「WILD(ワイルド)」のコーヒーテーブルとスツール、そしてアルミ脚にアルミまたはセラミック天板を載せる「ALLSIZE(オールサイズ)」のテーブル。いずれもダイキャスト製アルミニウムを使い、粉体塗装で仕上げることで、屋外使用に求められる耐候性・耐久性と軽量性を両立させている。カラーはFASTが得意とするマットトーンの14色を基本に、植栽や水回りと合わせやすい選択肢を用意する。

ゼブラはスペインのスタジオ・リエヴォレ アルテールによるデザインで、アルミの細さとスリットの抜けで彫刻的な存在感を出したシリーズ。アーム付き/アームレスに加え、低めのラウンジタイプと専用フットレストも展開し、最大6脚までスタッキングができるため、商業施設のテラスやホテルのプールサイドなど、設営と収納を繰り返す現場でも扱いやすい。着脱式クッションはハーフとフルを選べ、張地もセレクトできる。

リオンはイタリアのラディーチェ&オルランディーニによるもので、縦に走るスリットと滑らかな曲線で構造そのものを見せるミニマルな一脚。こちらもアーム付き/アームレス、スタッキング対応とし、屋外ダイニングだけでなく室内のカフェスペースにも置きやすいボリュームに抑えている。

ワイルドは100%リサイクル可能なアルミを用いた小物系で、枝の絡まりを思わせるパイプ脚に丸天板を載せたテーブルと、同形状にクッションを載せたスツールをそろえる。クッションを外せばテーブルとしても使えるため、屋外でのレイアウト変更に対応しやすい。

オールサイズは名の通りサイズ展開に幅のある屋外ダイニングテーブルで、アルミ脚にアルミ天板またはセラミック天板を組み合わせる。直線的なフレームとマット塗装でシャープな印象に仕上げながら、アルミなら軽快な移動性、セラミックなら高級感と耐久性を前面に出すことができ、戸建てのテラスから商業の屋外客席まで幅広くカバーできる構成とした。

展示はまず山梨の「カーサミア河口湖」で行い、東京・大阪など都市部の直営店での常設展示は来春以降を予定する。アルフレックス ジャパンはソファやダイニング中心の屋内家具だけでなく、屋外を含めた“住空間全体”をひとつのトーンで提案したい考えで、今回のFAST導入もその一環だとしている。