飛騨産業(岐阜県高山市、岡田明子社長)は、オリジナル木工家具ブランド「HIDA」の直営店「HIDA名古屋店」(名古屋市中区)を2026年1月31日にリニューアルオープンする。店内は空間コーディネートへの関心の高まりを受け、暮らしのイメージが広がる多彩なインテリアシーンを拡充。名古屋エリアで初めて「KOYORI」コレクションを展示・販売するほか、アロマ、ライブラリー、コントラクト提案など“体感”を軸に売り場を再編集した。
新店舗は、HIDAが掲げる4つの価値観「人を想う」「時を継ぐ」「技を磨く」「森と歩む」を軸にゾーニング。来店者が店内を巡りながら、住まいの場面を具体的に思い描ける構成とした。チェアでは座り心地に定評があるSEOTO-EXセミアームチェアの提案シーンを設けるなど、使い方と合わせて体験できる展示を打ち出す。
目玉の一つが、同社が参画するアライアンスブランド「KOYORI」の名古屋初登場だ。ロナン&エルワン・ブルレック、ガムフラテージら国際的デザイナーによるコレクションを揃え、HIDAの近作として三澤遥氏、熊野亘氏ら国内デザイナーの家具も併せて見せる。近年のデザイン発信を、直営店の場で一体的に伝える。
また、木材活用の裾野を広げる取り組みとして、樹種ごとの香りを体験できるアロマコーナー「森の香りの研究所」を新設した。家具に使えない木材や枝葉などを活用し、100%天然・無添加のオリジナルエッセンシャルオイルを生産している点を訴求。実際の樹木を用いたテスターで香りを確かめることが可能。
コントラクト分野の提案も強める。ワークプレイスやホスピタリティ施設向け商材の展示コーナーを拡充し、木を用いたキャスターチェアや地域産材活用事例などを紹介。特注対応も含め、提案力を高める構えだ。あわせて、展示家具における国産材使用比率を約4割に引き上げた(刷新前は約3割)として、環境配慮の側面も打ち出す。
このほか、エンツォ・マーリ、柳宗理、隈研吾らとの協働作を含むコレクションの背景を伝えるライブラリーと、国際的アワード受賞作の展示コーナーを新設。ものづくりの思想や物語に触れる導線を整えた。店内アートでは、愛知県半田市の生活介護事業所JJヒマワリで活動する作家・河野誠氏の作品を紹介するなど、地域で活動する障がいのある作家の創作支援も継続する。
店舗所在地は名古屋市中区新栄2-1-9 雲竜フレックスビル西館1階。営業時間は10時~18時、水曜・第3木曜定休。売り場面積は423平方メートル。電話は052-243-1321。リニューアルオープンは2026年1月31日。






