第2回「オルガテック東京2023」が、4⽉26⽇（水）から28⽇（金）まで、東京ビッグサイト⻄1・2 ホールで開催された。開催3⽇間の来場者は計2万6212⼈で、盛況のうちに閉幕した。展⽰⾯積は昨年の前回開催と⽐べ約２倍の17,760㎡（アトリウム含む）に拡⼤、国内外から初出展78 社を含む127 社が出展した。
会場には、主催者プロデュースのバイオフィリックガーデン「エクスペリエンス・エリア（XperienceArea）が設けられた。ここでは、参加者が⼼地よく過ごせる緑あふれる広場が提供されるとともに、主催者セミナーやオカムラ、コクヨ、イトーキ等のブランドによるライブプレゼンテーションが⾏われた。
「エクスペリエンス・エリア」横には、ホームオフィスゾーン「＋W の空間」を提案。居住空間にある、LDK(Living Dining Kitchen)にW(Work)をプラスする考え⽅が表現された。
開催初日には、インテリア＆デザイン雑誌「エル・デコ」のサポートによるブースデザインコンペティション「ベスト プレゼンテーション アワード」の授賞者が発表された。今年の開催テーマである「SHIFT DESIGN〜デザインは働き⽅を⾃由にする」を各社が追求し具現化したブースが⾼次元で競いあった結果、グランプリにコクヨのブースが選出された。準グランプリにはイトーキ、住商インテリアインターナショナル、ニチエスの三社が受賞。また審査員特別賞にはアンドメディカル、アダル、バイインテリアズがそれぞれ受賞した。
26 ⽇と27 ⽇の両⽇17 時以降には、「オルガテックナイト」が開催された。主催者企画によるレセプションや各出展ブース内でパーティーが⾏われ、本場ドイツ・ケルンのORGATECスタイルさながらの雰囲気のなか、来場者がお酒を⽚⼿に歓談。ケルンメッセ⽇本法⼈の髙⽊誠社長は「昨年のジャパンプレミアの成功を受け、主催者への期待値は相当なものだったが、ほぼすべてにおいて前回を上回る結果が出せた。中でも、豊富な知識を持つ来場者とのコミュニケーションを評価する声や、展⽰会のクオリティに関する出展者からのフィードバックに⼤変勇気づけられた」と述べた。日本オフィス家具協会（JOIFA）の⿊⽥章裕会長は「おかげさまで2回⽬のオルガテック東京を開催することができ、コロナ後のオフィスづくりを模索されている多くの⽅にご来場いただいた。各出展者⾃らが描く未来像を意識した提案がなされ、今回のテーマであるSHIFT DESIGN のストーリーが来場者に届いたのではないだろうか。いただいたご意⾒を来年に活かしていきたいと思う」と、次回への抱負を述べた。
なお、次回のオルガテック東京は、2024年5月29日～31日に開催を予定する。詳細は次のURLより。https://www.orgatec-tokyo.jp/
