KBツヅキ 「摘みたて」のタオル 初のプライベートブランド「SALAD」発売 

KBツヅキ(名古屋市中区、武内貞継社長)は、KBツヅキとして初のプライベートタオルブランド「SALAD(サラダ)」を7月12日に発表した。「摘みたて」をコンセプトとしたタオルブランド。紡績メーカーとしてタオルになる前の糸の質に着目し、摘みたての綿花の状態を可能な限りタオルにすることにこだわった。

紡績工場に届く綿花は、運搬の過程で圧縮。紡績から製織の工程でさらにダメージが蓄積される。同社では、独自技術の「TNS方式」で傷んだ綿花の状態をできる限り元の状態に復元する。同方式は、20〜40日かけじっくり綿花に水分を含ませ、乾き傷んだ綿花を元の瑞々しい状態に戻す。復元した綿花で作るタオルのふんわり弾む優しい肌触りが楽しめる。

また、地球環境への影響を考えたタオル作りに取り組む。タオルの生地や縫い糸、刺繍にもコットンだけを使用し、化学繊維を避けるためにタグは付けていない。バイオマス90%配合、バイオマスインクで印刷した袋で個包装する。保管・運搬時の品質管理を徹底するとともに、エコに包む。ギフト用パッケージは使い捨ての袋や箱ではなく、繰り返し使用できるオリジナル巾着で包む。

使用後も新鮮な状態を保つことを目指し、同製品には抗菌防臭機能を施す。生地ではなく紡績の過程で機能を付加することができるため、綿繊維の奥まで機能が浸透し、200回洗濯してもその機能は消えないという。繰り返し使っても、菌が増えずイヤな臭いを防ぐ。また、350を超える有害物質の残留試験をクリアしている。